スーパーホテルの強みとは

先日、坂本先生と神田経営者クラブ、静岡県中小企業経営革新フォーラム21、福井県中小企業経営革新フォーラムの合同視察会で株式会社スーパーホテルの山本会長の講話を聴かせて頂きました。

スーパーホテルはご存知の通り「安全、清潔、ぐっすり眠れる」と言うコンセプトで全国131店舗、売上約315億円のホテルチェーンです。

創業が1989年ですから、わずか30年足らずでここまで成長した秘訣はなんだろうかと、とても興味深く拝聴しましたが、やはりその理由は経営者である、山本会長のお人柄にあると思いました。
今まで視察で訪問した「人を大切にするいい会社」の社長は皆さんとても笑顔が魅力的で、山本社長もそのお人柄がすべて表れているような柔和な笑顔の方でした。

そして成長の理由としては、山本会長に先見の明がありそして時流に乗ったということだと思います。
スーパーホテルは、ホテル業界がお客様の為と言って過剰なサービス合戦をしているときに早くからITを駆使したローコスト運営と環境や地域活性化と言う社会貢献活動に取り組みました。

それは、一見採算が取れないような過疎の町にも出店し「地域創生」に貢献していることから言えます。
例えば2015年12月には人口約2万4000人の島根県江津市に進出しました。人口10万人以下の町ではビジネスホテルの経営が成り立たないとされていてほとんどのチェーンが出店に二の足を踏むような過疎地でも、ホテルがあれば出張や観光で訪れた客がそこに留まりそれによって宿泊客と地域を結びつけることが出来、地域の活性化が期待できるのではないかと出店を決意しました。
その結果、現在ではビジネスの出張客だけではなく江津市に帰省する家族客にも利用され、稼働率90%を維持するほど好調で、今や地域創生を掲げて15の地域に出店しています。

スーパーホテルは地域創生だけではなく、早くから環境活動にも力を入れてきました。ロハス「LOHAS」仕様のホテルとしてカーボンオフセットの「ECO泊」に取り組み2011年にはホテル業界初の環境大臣認定の「エコ・ファースト企業」に選ばれています。
2018年からは「Natural、Organic、Smart」を新たなホテルのコンセプトし、会社の方向性を強く伝えるためにブランディングも力を入れています。特に私が驚いたのは、コンセプトを明確にするために世界目標である「SDGs(持続可能な開発目標)」の中からスーパーホテルが実現を志す重点課題と重なるものを選び、行動指針として掲げている事でした。

さらに、掲げるだけではなく6月には従業員によるSDGsゲームを開催し従業員にSDGsを体感する機会を実施しているのです。

このようにスーパーホテルは社会が求める理想の社会に近づくための活動(環境や地域活性化、地域社会貢献)を通して社員に自分たちの仕事に誇りを持ち、モチベーションを上げることで働き甲斐のある会社として社員満足度を上げていることが1番の強みではないかと感じました。

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