「中部支部活動に参加して」
「中部支部活動に参加して」
おはようございます。学会中部支部の諸戸です。
今年は、学会の各地域支部が、本格的に活動をスタートした年になりました。
中部支部でも、定例フォーラムに加えて企業視察会を開催するなどし、学会員はじめ多くの方に参加いただきました。活動実施に際してご支援いただきました皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。
私自身は、坂本先生の大学院で学んでもおらず、支部事務局を担当させていただくのはお恥ずかしい限りですが、縁あって、知野様、西森様、洋介様の先輩方とともに、学会の活動に参加させていただき、多くの学びを得ることができました。
私は、コンサルタントとして、企業再生に長く関わっておりました。
特に、整理回収機構などの不良債権処理機構が設立された2000年前後から企業再生件数が増加し、借入金が返済できない企業に対して、これら機構や金融機関と協力しながら、立て直しを支援してきました。
また、企業再生ファンドに出向もし、窮境要因をつくった経営陣から株式を、金融機関から貸付金を、備忘価格で買い取り、経営の立場で企業再生に当たることもしてきました。
このころ、私が、再生企業に対してしたことはリストラです。
報酬カットや希望退募集などです。
退職される社員の方には、旧経営陣に協力してもらい、再就職先を斡旋するなどもしましたが、それができずに次の就職先が決まらない社員の方もおられました。大変申し訳ないことをしたと今でも悔やまれます。
当たり前のことではありますが、再生企業になってはいけません。
なので、体力のあるうちに、坂本先生の言われる正しい経営をし、事業の柱を太くし、どんな不況が来ても倒れないように準備しておく必要があります。
私が再生コンサルを経て、数年前から、日本企業の海外ビジネスをお手伝いすることを始めたのも、体力のあるうちに、外需を取り込むことによって事業の柱を太くできるのではないか、という理由からです。数年を経て、中国に限ってですが現地にたくさんの友人もでき、日本企業の中国ビジネスのお手伝いが少しはできるようになったかなというレベルにはなりました。
ただ、正しい経営の実践支援はまだまだ出来ておりません。
今年は、支部活動で、正しい経営を実践する企業のお話を伺い実践したい企業が勉強する場をセットすることはできましたが、それ以上のことはできませんでした。
ということで、来年は実践支援を課題として設定し、実現に向けて取り組んでまいりたいと思います。多くの企業が正しい経営を実践することで、企業再生や倒産をなくし、社会の幸福度総量の増加に貢献していきたいと思います。
(ここまで、個人的な決意表明のような投稿で申し訳ありません)
さて、中部支部では2019年春にフォーラム開催を予定しています(@静岡地区)。
皆様の参加をお待ちしています。
また、中部地区で正しい経営を実践する企業様をご存じの方はご連絡ください。
さらに学会の輪を広げていきたいと考えています。
本年は中部支部の活動に多大なるご支援を賜りまして誠にありがとうございました。
来年もよろしくお願い申し上げます。
よいお年を。
中部支部 諸戸
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