中村ブレイス株式会社【No40いい会社視察2018/2/17】

今回は2018年2月に坂本ゼミ春合宿先のひとつとして訪問した『中村ブレイス株式会社』さんをご紹介致します。坂本先生の著書『日本でいちばん大切にしたい会社』(2008/4/1発売)に掲載されています。

●概要
社名 中村ブレイス株式会社
代表者 代表取締役 中村俊郎
所在地 〒694-0305 島根県大田市大森町ハ132
創業 1974年12月
事業  義肢装具の製造・適合業務、オリジナル義肢装具の開発・販売

●渡米と創業

現社長の中村俊郎社長は24歳の時、義手義足技術を学ぼうと単身渡米。2年半の修行を経て帰国します。今から44年前、創業の地に選んだ場所は故郷の島根県大田市大森町でした。
今でこそ大森町は石見銀山のある世界遺産の町として知られていますが当時はゴーストタウン。自宅の納屋を改装した小さなスタートでした。
“はじめのお客様は神様に見えた”とお話されました。
今では社員90名となり、大森町に住んでいる約400名の住民中、同社の社員で同町に住んでいる人は70名という地域になくてはならない存在となっています。

●事業

義肢装具の事業ではシリコン成型技術の特許を持っていることで、病院へ処方箋としての販売や同業他社への卸販売をしています。同業者が半製品として仕入れて利用することが多いようです。
さらに併設するメディカルアート研究所に直販部門があり、特殊なケースを中心に全国からの依頼者に数ヶ月かけてオリジナル義肢装具を作成しています。採算はほぼ度外視でひとつひとつ寄り添いながらきめ細かい作成が求められています。

●地域再生

地域では世界一小さいと言われる古民家を再生した素敵なオペラハウスや、わざわざ遠くから買いに来るお客様が多いパン屋さん(ベッカライ コンディトライ ヒダカ Bäckerei Konditorei Hidaka)などが点在しています。再生した家屋は60軒。訪問した2月15日は、新しくできたばかりのイタリアン食堂で、“豪華すぎる軽食”を準備いただいており、美味しさ抜群のおもてなしをしていただきました。

●最後に
同社は地域とともに歩んでいます。若手育成、業界発展、古いものの価値を認めて新しい命を吹き込む取り組みは、未来に向かって企業が進む正しいあり方と言えます。
時間の流れに身を任せることができたひとときは、参加したから味わえた幸せな時空でした。

***補足***
この投稿では2012/4~2018/3までの6年間法政大学大学院 政策創造研究科 坂本研究室で経験した【いい会社視察】・【プロジェクト】・【授業で学んだこと】を中心に、毎週火曜日にお届けしております。個人的な認識をもとにした投稿になりますので、間違いや誤解をまねく表現等あった場合はご容赦いただければ幸いです。(桝谷光洋)

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