【心に点火する瞬間、それは利他の心から】

女子サッカーのなでしこ、澤穂希さんは東日本大震災で苦難に直面した被災者の方々を、世界一になることで励ましたいと強く思いました。スケーターの羽生結弦さんも、世界一になるのは、被災者の方々を励ましたい、という同様な利他の心が原動力になり、潜在能力に着火して、本気になり、遂に夢を実現されました。

坂本ゼミで接した日本でいちばん大切にしたい会社大賞を受賞した経営者の方々の、心の根底には、あの人たちのため、あの人たちの幸せのため、絶対にいい会社にする、などの強い利他の心に基づく鉄板の決意が同様に根底にあります。

私は坂本ゼミに入って、現代に存在する、あるいは存在した、利他の心がふんだんにあったからこそ、夢を実現し、社員や地域を幸せにした経営者と出会いました。それは、私が幕末の志士たちに憧れるように、100年後の人間が憧れるような、価値のある経営者の方々です。

映画やDVDで価値あるリーダー達に憧れることも自分を励ましますが、日本でいちばん大切にしたい会社、授賞式では、そのような経営者の生の肉声に触れることができます。坂本教授によると、そういう方々は、自分からは世に出ていこうとしないので、坂本教授が、賞を設けて背中を押しているとも仰っていました。

今年は、法政大学で授賞式は行われます。今年は特に、背中が震えるような、そんな経営者が登壇するのではないかと、私はひそかに思っています。みなさまの人生が変わるその瞬間が3月22日です。

(人を大切にする経営学会 東北支部 本田佳世子)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です