「経営の目的は全世界が関連する全ての人の幸せを図ること」

4月からの新しい元号からは「経営の目的は全世界が関連する全ての人の幸せを図ること」。
-「正しいか正しくないか」「自然か不自然か」-デジタルでは中国に敵わない-

長文です。一つでも創造的破壊のヒントになり新元号からの生き方や仕事のあり方、やり方に参考になれば幸いです。

22日(金)から24日(日)まで「人を大切にする経営学会」主催で「中国デジタ
ル革命最前線 上海3日間」に24名の1名として参加した。

2泊3日間の視察だったが充実し、費用と時間の半端ない1000倍返しの価値があった。金融街、上海ワ-ルドフィナンシャル内の三井住友銀行での同銀行の「中国の経済状況の概況」、日本からこの日のために駆けつけた 日本総研の藤田調査部上席主任研究員の「中国デジタルイノベ-ション」、翌日はビ-ビット社で、こちらも日本から駆けつけたビ-ビット社の金(こん)業務責任者特任補佐が「今、中国で起きていること」と3つの講義を受講した。

自分の考え方を率直に語られた。パワ-ホイントの資料は合わせて100枚前後いただいたが他の人には公開できないものだ。我々が自分の考え方を述べた方が良いと思った。

合わせて、上海の電気連結中小企業を視察したり、コンビニ、フ-マ-、ラッキンコ-ヒ-、スタ-バックス リザ-ブ ロ-スタ-で無人決済して購入したりした。

1か月ほどで平成が終わる。平成までと新元号以降で何が違うのか変革していかなければならないかを考えた。

平成は、食品偽装に始まり、振込詐欺、政府、官僚、役(大)企業も嘘をついたままで終わりそうだ。ふるさと納税を異常な高額商品にした一部の自治体、誘導したネットサイト、一部の国民の3者はモラルを失っている。

中国は規制はあるが当局が問題となるまで見守ってるようだ。本物になりつつある。政府が監視をしているが便利になれば良いという国民性がありとにかく利用してみる文化があると思う。

日本はバブルまでは規制を生かしたと思う。バブルが崩壊すると規制は官民議員の権利か個人情報保護法が国民の足かせとなって数十戸のポストには部屋番号のみ記載して名字が書いてないマンションも出現していると聞く。規制を大胆に変化して行く創造的規制緩和が必要だ。

平成の嘘を変えるには、坂本会長の判断の2つの基準、「正しいか正しくないか」、
「自然か不自然」がポイントになる。自分は「正しく自然」と思っても潜在意識は自分や自社に儲かる等の基準になる。異性が絡むと判断がゆがむこともある。
また、「経営の目的は全ての人の幸せを図ること」が中国でも感じたので全世界共通と言って良い。この考えは「幸福学」の前野隆司慶応義塾大学大学院教授が証明している。働きかた改革はワ-クライフバランスの小室淑惠社長の人口ボ-ナスと比べた人口オ-ナス時代の働き方が参考になる。
マジックランプの中井隆栄代表は「女性の脳梁は男性より太いのでマルチタスクができる。仕事のこと、家庭のことを同時に考えたり行動することができるので女性の時代と思う。

中国のネット技術、利用は日本は敵わない。無料のWiChatの瞬時の代金決済、瞬時のメ-ル機能は他の無料アプリと共に中国人の多くが利用している。帰国前に少し時間があったので2014年に設立した会社の電池自動車を見た。中国のあちこちに監視カメラが設置されている。人はハンドルを軽く握らなくてはならないようだが、自動運転は可能と感じた。価格は700万円で半分は政府の負担で買えるが、自動車が多い上海なのでナンバ-プレ-ト代が300万円もかかるようだ。

1月末の大阪市の天彦産業の樋口社長の投稿によると上海の浦東空港を降りたら霞んでいて重度の環境汚染警報が出ているとのことだったが、今回は虹橋空港で空気は問題ないと感じた。街はきれいだ。

5Gは中国の方が日本より早く始まるようだ。日本の医師の手が5Gの回線で中国、アジア諸国、ロシア等の病院の手術台の患者に届く時代になる。

2泊3日なので夜食は上海料理を食べた。味は2日目にランチで出前を注文した。味も価格も完全に出前ランチに軍配が上がった。日本でもあぐらをかいた老舗の有名店?と思う店も多い。

講師の話を聞きデジタルでは中国には敵わないので、日本人の良さ、文化の創造、おもてなしの心と絆、職人の技術、良質、安心、安全等を加えることだと思う。

開発国に中国がお金とハ-ドを提供するが日本はソフトウエアとヒャ-マンウェアを提供することがあると思う。

社内のA部署ではH社と提携しているが、B部署ではH社と競争関係にあることも広がるだろう。競争より共創の時代だ。

ITの技術者は中小企業でも最も大切な人財になる、範囲も広く作る人、利用するも様々な人財が必要になる。

感動サ-ビスが益々必要になる。
私は宝塚歌劇や劇団四季等のミュ-ジカルが好きだ。宝塚歌劇の雪組の望海風斗(のぞみふうと)と真彩希帆(まあやきほ)は宝塚歌劇史上最高のトップ二人だと思う。「ファントム」の創造的破壊の舞台は感動を呼んだ。舞台に登場する人、オ-ケストラ、演出、受付、裏方等と合わせて聴衆(お客様)が無心で各々の役割を演じる時に感動が生まれる。企業等でも社長、社員各々の役割があり無心で全力を尽くした時に感動が生まれると思う。

旅行会社は昨年、タイの視察でこんな旅行会社があったのかと驚き感動した東京都のNANAトラベルの堤社長と大槻さん、現地のガイドは王さん。大槻さんがホテルのチェックインを済ませているのでフロントで待たなくていい。バスの中で和菓子が配られたが、堤社長と大槻さんが限定品を買ってきたものだ。上海に限らず中国の視察、旅行は三人に任せたい。百聞は一見にしかず。行くしかない。三人のおもてなしは世界に通用する。

栗栖さんも休みを返上してサポートしていただいた。
坂本会長の意向を受けて半端ない企画をしていただいた岡山市のセリオの壱岐社長、参加者の皆さんが無心から生まれた視察だった。感謝したい。

「人を大切にする経営学会」
中部支部
知野 進一郎

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