書籍「いい経営理念が会社を変える」【No69坂本研究室 2017年度 出版プロジェクト】

今回は2017年度に坂本先生と研究室に所属する全員で取り組んだ出版プロジェクトについてご紹介させていただきます。

●プロジェクト決定と経営理念
2017年度は坂本光司先生が退官される最後の1年でした。4月を迎え法政大学大学院 政策創造研究科坂本研究室は約10名のメンバーを加えて60名近い社会人学生で始動しました。この10名は1年のみしか坂本先生の元では学べないことを承知で研究室へ入学された方々です。(翌年度は別な教授の研究室へ移ります)
そして当年度の出版プロジェクトテーマは、「経営理念」になりました。
経営理念についてはさまざまな表現がされています。理念、社是、社訓、クレド、綱領、社憲、基本方針、ビジョン、モットーなどです。会社によって、それぞれに意味付けをして複数の理念体系を構成していることもありますし、経営者の想いが込められた唯一の言葉がオンリーワン理念として輝いている会社もあります。
いい会社の特徴としては、経営理念を明確にしていて、内外に示し、社内に浸透を図っていく行為が充実しています。

●浸透策の例
朝礼、クレドカード、経営計画書への明記、社内ポスター、評価基準、トップや管理職の言動、理念の指針や計画書等との整合性、理念研修、社員意識調査・面談など。

しかし、坂本先生から学んだこととして“経営は“やり方”ではなく“在り方”だということを考えると、経営理念の浸透策についてもやることが重要であることは確かですが、やるだけではなく、浸透しているのか、今の方法でよいのか、もっと良い方法はないのか、日々深化させていくことが重要なのです。

●この出版プロジェクトの概要
出版時期 2018年2月頃
執筆者 坂本研究室所属学生全員
執筆先 ゼミ生1名1事例
文字数 1事例2000文字程度
特に理念策定時の具体的なエピソードや、社員の皆さんにどのように伝え浸透させているか、浸透したことで具体的にどんな変化があったか、などを聞き出し文章にしていきました。

●書籍の構成
【目次】
序章 いい経営理念がいい会社を創る
第1章 北海道・東北地方 6社
第2章 関東地方 14社
第3章 中部地方 16社
第4章 近畿・中国地方 11社
第5章 四国・九州・沖縄地方 9社
資料 中小企業の経営理念に関するアンケート調査

●掲載企業 都道府県順
クレタ(北海道)稚内信用金庫(北海道)
KYコーポレーション(岩手県)
峯田電器(山形県)
こんの(福島県)齋栄織物(福島県)
アドバンティク・レヒュース(群馬県)グリンリーフ(群馬県)まるおか(群馬県)
真京精機(栃木県)
パンダグループ(埼玉県)ベルニクス(埼玉県)
アシスト(東京都)オックスフォード・インターナショナル(東京都)合掌苑(東京都)ふらここ(東京都)升本フーズ(東京都)
スズキ機工(千葉県)
シティコミュニケーションズ(神奈川県)ゾーホージャパン(神奈川県)
岩塚製菓(新潟県)きものブレイン(新潟県)
能作(富山県)
会宝産業(石川県)ルバンシュ(石川県)
ウエマツ(福井県)
仙仁温泉 岩の湯(長野県)
加藤製作所(岐阜県)三承工業(岐阜県)サンポーコーポレーション(岐阜県)
トータルケアセンター(静岡県)丸又(静岡県)やまと興業(静岡県)
ISOWA(愛知県)三幸土木(愛知県)ビレッジ開発(愛知県)
京鐘(京都府)
青木松風庵(大阪府)クロフーディング(大阪府)三和建設(大阪府)
青葉仁会(奈良県)
セリオ(岡山県)
隠岐潮風ファーム(島根県)
オタフクソース(広島県)カイハラ(広島県)ヒロボー(広島県)
豆子郎(山口県)
朝日通商(香川県)
ありがとうサービス(愛媛県)あわしま堂(愛媛県)マルブン(愛媛県)
拓新産業(福岡県)
九州電設(熊本県)
黒木本店(宮崎県)
マコセエージェンシー(鹿児島県)
琉球補聴器(沖縄県)

●最後に
私の取材先はアシスト(東京都)という未上場IT企業でした。アメリカ人の創業者が米国の企業在籍時の数十年前に日本へ派遣されたことがきっかけで自ら日本で起業した会社です。理念は見事なもので、社内の雰囲気や社員の皆様の人柄は、常に心地よいものでした。
今もその人脈は大切なものとなっています。
大学院の経験は一緒に学ぶ仲間と同時に、学びや視察、取材などで知り会う貴重な人脈を得ることができる連続でした。
インプットすることは同時にアウトプットすることが必要です。アウトプットすることで初めて社会を変えていく一歩になるのです。

***補足***
この投稿では2012/4~2018/3までの6年間法政大学大学院 政策創造研究科 坂本研究室で経験した【いい会社視察】・【プロジェクト】・【授業で学んだこと】を中心に、毎週火曜日にお届けしております。個人的な認識をもとにした投稿になりますので、間違いや誤解をまねく表現等あった場合はご容赦いただければ幸いです。(人を大切にする経営学会会員;桝谷光洋)

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