「今後、必要とされるもの」
「今後、必要とされるもの」
AIやロボットにより2030年までに無くなる銀行員の窓口係は99.4%と予想されたが銀行員から見ると恐怖だろう。
税理士、会計事務所も92.5%無くなると言われている。
自社で仕分を入力すれば概算の経営結果が分かるので、前向きな経営者は10年ほど前から会計事務所が料金を下げている。
一方、社長等の親身の相談相手になる「巡回監査」を実行している税理士・会計事務所には徐々に前者の会計事務所の正直な経営者・企業が選択してくると思う。
1.去年の5月19日から4日間、アメリカのワシントンでATD(Association for Talent Development)が開催されて、2025年にはAIにより無くなる人口は1/3になると予想している。ロボットやITが人間を支配しているイメ-ジではなく「AIは主に人間のアシスタントやサポ-ト役になる」としている。
AIができない代表的な作業は
1.クリエイティブ
発想力、創造力が必要な作業
2.ソーシャル
人間力、共感力が必要な作業
2.2016年のATDでは、アメリカの意識が高い若者85万人の仕事のやりがいについてのアンケートが紹介されている。
1位インパクト=自分の仕事がどれだけ社会に影響を与えているか貢献しているか(76%)
2位ラーニング=仕事を通してどれだけ成長しているか、できているか(59%)
3位ファミリー=身近な家族や大切な人にどれだけ貢献できるか(51%)。
下位
1位マネ-(10%)。
2位プレステ-ジ=名声や高い評判を求めたい(22%)、
3位オ-トノミ-=自主的に(22%)、
となっていて、アメリカと日本の言葉・価値観の違いがあったり意識が高い若者の年収が分からないが頭に入れておきたい。
3.同じ年のATDでは、こんなことも言われている。
リーダーの仕事は部下を信頼し、安全な場を与えることで、従来のリーダー像といえば、部下に対してエンドルフィン(やる気を出す)とかドーパミン(達成感)を刺激するといった達成動機を与えるスタイルが主流だった。でも、これは一時的で短命、中毒性があり、利己的なホルモンとされる。
それよりも、セラトニン(幸せホルモン)、オキシトシン(愛情・忠誠心)を刺激する親和動機を与えたほうが、長期的に効くインセンティブとなる。
知野、どうやら、経営・企業・組織の目的は売上やシェアを上げることではなく、関連する全ての人々の幸せを図ることの方向へ向かっている。
昨年6月25日のガイアの夜明け等で紹介された京都の佰食屋(ひゃくしょくや)の35歳の中村朱美(あけみ)さんの著書「売上を減らそう」の150P「税理士に呆れられるほどかける人件費」にはもう一人か二人分、削っても儲けが増えるので何度もアドバイスを受けていると言う。特に女性が多い職場では10人で済む職場に12~13名と多く配置すると休みもとれ元気に細かな配慮ができお客様から喜ばれる。
時代錯誤のアドバイスをする会計事務所は多いと思う。時代に適応できない会計事務所はダ-ウィンの法則通り自然淘汰される。
「人を大切にする経営学会」
中部支部
知野 進一郎
下記のURLを参考にした。
https://ide-development.com/pdf/ATD2019_report_L_v1.pdf
https://hysmrk.cocolog-nifty.com/blog/2016/06/2016-5f72.html
https://jinjibu.jp/smp/article/index.php?act=detl&id=1453
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