第五回ふくしま産業賞 思いは叶う!

坂本先生の「人を大切にする経営学講義」の p113を読むたびに、私は「ふくしま産業賞」を思い起こします。この取組は、日本酒の日本一、世界一の輩出をはじめ、県下企業のイノベーション魂に点火し続けています。以下は坂本先生の文章です。

中小企業の努力を支援する産業支援機関の役割も、今後極めて大きくなると思われる。なぜならば中小企業のイノベーションを起こすことができなければ、地域経済の空洞化の危険性が、ますます高まるからである。

しからば、地域の産業支援機関はどうすべきなのか。答えは簡単である。地域の中小企業が技術革新をしやすい、また技術革新を起こしたほうが得と思うような仕組みを、地域内に意識的に創造するのである。

より具体的に言えば、産・学・官交流やエンドユーザー情報などのデータベースサービスを講じる。そして積極果敢にチャレンジしている前向きな企業にこそデータベースサービスの重点を移し、そのような中小企業を強力に支援するのである。

こうすることにより、やがて地域の産業構造は、「塵も積もれば山となる」式に、ゆっくりではあるが着実に変化を始める。やがて地域全体が、国際的比較優位の産業のメッカになるに違いない。

「技術革新」といっても、中小企業は大発明・大発見などと大それたことは、けっして考えるべきではない。自らの限界を十分に心得、まずは足元からイノベーションすればよいのである。

以下は本田の感想です。激変する環境下、逆境下こそ、心機一転、夢を、イメージを描くのです。

他者との比較は心を病みますが、あるものとの比較はやればやるほど喜ばれます。健全な比較は、私の未来との比較です。私の理想との比較は、私を傷つけないからです。

またそばにいる支援者・コーチ役は、当事者の未来を大きく大きく描いてあげて、今の私と比較し、描いたゴールに到達するための考え方を教えて、一部の疑いも持たずにお供するのです。

思いは叶う。1月に夢を、イメージを大いに描いてみてください。やれそうな気になってきます。

(人を大切にする経営学会 本田佳世子)

第五回ふくしま産業賞 福島民報
https://minpo.jp/news/detail/2019121470683/amp

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