No107記憶に残る経営者の言葉⑦ 株式会社平和園(北海道;焼き肉店)新田良基会長
“一番うれしかったこととしてお客様に“お前のいらっしゃいませは一度たりとも同じではなかった”と褒められたこと”
当時73歳だった新田良基会長に、“今まで一番うれしかったこと”を伺った際のお話は、今も印象に強く残っています。
平和園の長い年月の中で、毎日こつこつと誠心誠意尽くし続け、ほんの一握りの人にしかたどり着くことができない言葉を、目の前で聞かせていただくことができただけでありがたい瞬間でした。
幼少の頃は祖母に預けられ、お母さまとは暮らした記憶がないという会長。お父様は大酒のみで、大阪から夜逃げ同然で帯広にわたり、誰かが夜逃げした後の第4抵当物件を借りて焼肉屋を始めています。
視察させていただいた時、“坂本先生のアドバイスから自己資本比率を高める経営を実践している”といい、教えていただいた自己資本比率は44期目で90%以上でした。
“人は豊かになると問題をおこす”
“会社を大きくすることを目指してきたわけではありません。平和園が真に求めていることは、ここで働く従業員の幸福な毎日。そして従業員一人ひとりの人格の成長”
北海道帯広の焼肉店;平和園さんは必ず訪れるべきレストランです。
以前に投稿した記事“株式会社平和園【No22いい会社視察2013/9/8】もご参照ください。
***補足***
この投稿では「法政大学大学院 政策創造研究科 坂本研究室」や「人を大切にする経営学会」での経験をもとに毎週火曜日にお届けしております。個人的な認識をもとにした投稿になりますので、間違いや誤解をまねく表現等あった場合はご容赦いただければ幸いです。(人を大切にする経営学会会員;桝谷光洋)
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