企業は環境適応業

坂本光司先生の著書「人を大切にする経営学講義」第10章『企業は環境適応業とは』から抜粋します。

まず『 環境適応こそ経営の原点』

・ダーウィン「種の起源」では、「長い地球の歴史の中で生き残った生物は、巨大な生物でも力が強い生物でもなく、時代の変化に適応した生物である」と言っている。

・自社を取り巻く経営環境をつねに正しく評価分析し、それにタイムリーに対応する努力を怠らなければ、企業経営は大方、成功したと言っても過言ではない。

・アンテナを高くし、聞く耳を持ち、問題意識をつねに持って、データと、生きている現場の事象に接し続けない限り、変化や変化の本質は、到底見ることができない。

・企業経営を決定づける社会や国民的生活ニーズにも、時代とともに目に見えて変わってしまうものと、本質は何ら変わらないものがある。

次に『 二つの変化・問題』

・変化には、「一時的変化」と「構造的変化」の二つがある。

そして『 時代を読む5つの眼』

・5つの視点とは、

1主観ではなく客観

2短観ではなく歴史観

3ローカル観ではなくグローバル観

4現象ではなく原理・原則観、あるいは本質観

5机上論ではなく、現場・現物・現実という三現観

続く『 問題とはあるべ姿マイナス現状』

・問題とは、あるべき姿と現状とのギャップ

・あるべき姿と現状とが、定性的・定量的にとらえられていることが大前提

・問題解決型経営に転換して成功したA社を事例に挙げています。

それから『 情報を利活用する』

・人の役に立ちたい、という根をしっかり持って、V字型の情報インプットを形成し、なくてはならない存在になることができる。

・Vという文字の下部が一点に収れんしていることに注目すれば、1つの目標を達成するために、複数の専門性を磨くことに意義がある。

最後に『 確実な未来に備える』

・不確実な未来だからこそ、余裕のある大企業はともかく、中小企業は経済事象の行く末がどうであれ、ビクともしない経営基盤や生活基盤の構築が必要になる。

・注視すべき確実な未来は、とりわけ決定的なのは、少子・高齢社会、地球環境最優先社会、ボーダレス社会、グローバル社会、高度知価社会などの進行である。

・不確実な未来にビクともしない経営基盤を創り出す、人財の吸収力と定着力と育成力なのでる。と人財の重要性で締めくくっています。

(人を大切にする経営学会 本田佳世子)

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