No125記憶に残る経営者の言葉㉕ 株式会社協和(東京都千代田区;ランドセル・バック等製造販売)若松秀夫専務(当時)

2017年9月に坂本ゼミ生の視察としてご訪問した『株式会社協和』。

同社のランドセルを購入すると1000日後にお子様宛に手紙を届けることができる【未来へつなぐタイムレター】は、東日本大震災の際、ある実話が話題となり多くのメディアで紹介されました。そのほかにも多くの社会活動を行っている同社です。

当日は実質的な社長である若松秀夫専務にお話を伺いましたので、その中から記憶に残る言葉をお伝え致します。

 “働くことの意味を常に考えている会社”

“常に自問自答”、“会社はただお金儲けをすればいいのではありません”

そして、

“強くて優しい会社をつくる”

ことを目指しています。

決して 強い and 優しい ではなく、強い for 優しい なのです。

強いとは優しくあるための手段であるとし、最終的には優しい会社を目指しているのだと。

強い会社は安定的に利益を出せる会社であり、この安定が大切だとお話くださいました。

同社は材料となる原料を輸入することが多いですが、“為替や投資では儲けない”と断言し、油断や甘えなど隙ができることを排除しているのです。

同社は第3回日本でいちばん大切にしたい会社大賞では審査委員会特別賞を受賞されていましたが、第10回では厚生労働大臣賞を受賞されました。7年前の賞に満足することなく自社を進歩させて同賞にチャレンジされる姿勢は素直に素晴らしいとことだと感じます。

以前に投稿した記事は 株式会社 協和【No54いい会社視察2017/9/22】 このブログ内を検索してご参照ください。

***補足***

この投稿では「法政大学大学院 政策創造研究科 坂本研究室」や「人を大切にする経営学会」での経験をもとに毎週火曜日にお届けしております。個人的な認識をもとにした投稿になりますので、間違いや誤解をまねく表現等あった場合はご容赦いただければ幸いです。(人を大切にする経営学会会員;桝谷光洋)

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