「オンライン研修のポイント」
今年7月から11月の5カ月間で、Zoomによるオンライン研修を、延べ約30回、延べ人数120名に行わせていただきました。私はオンライン研修が割りと好きです。講師として、何かトラブルが起こるかもしれない、というリスクへのワクワク感があります。ちょっとリスク志向タイプなのかもしれません(苦笑)。本当の理由は、移動費用、会場費用、移動時間、重い荷物を持って運ぶ重労働、などがゼロで、オンラインはラクちん、コストはZoom、chatwork、グーグルドライブの月3000円位で済みお財布が喜ぶから、というのが本音です。
さて、これから増えるかもしれないZoomセミナーや講座のポイントを、釈迦に説法ではありますが、自分の体験から書きだしてみます。私は変わった人なので、変わったポイントになるかもしれません。あしからず。
(1)笑顔、笑顔、笑顔
Zoomは初めてお会いする方、初めてお話しする方もいて、顔だけアップで映ります。笑顔がないと、もともと目つきが悪く、顔の造作もぶっきらぼうな私は、恐怖感や嫌悪感を与えてしまう恐れがあるため、できるだけ笑顔を心がけています。人生でいちばん愛想を振りまいています(笑)。女性も男性も、笑顔で話しかけてくださると、その瞬間心地よく、あなたの笑顔でハッピーになれるものです。感謝!
(2)声は話しかけるように優しく優しく優しく
リアルの講座ですと、演題から大きな声を張り上げて大演説をする方もいらっしゃいました。Zoomはマイクやスピーカーで音量が調節できますので、基本は、あたかも大切な人の心へ愛を優しく語り掛ける感じでお話しするのがよろしいのではないでしょうか。Zoomは心と心をつなぐもの、と私は思っていますので、セミナーの時は、いちばん大切な人を想像して話しますと、大変品よく仕上がるみたいです。大切な人へ話しかけるを意識せず、普段の私自身で話していたら、きっとネズミでさえ一目算に散っていくでしょう。
(3)楽しく、楽しく、楽しく
息子より若い方々に社員研修などさせていただきます。息子が見たら、「オカンのダメなところは、俺が一番よく知っている。よく講師をやっている」と多少あきれ顔するかもしれません。しかし、若い世代に自分のスキルや知識を語らせていただく、しかも至近距離で(実際は至近距離ではないのですが、Zoomは至近距離だと錯覚してしまいます)は本当に幸せなことです。画面の若い方々の真摯なまなざしを見つめているだけで、何か若返ります。ここでのポイントは、やはり、楽しく、楽しく、楽しく、でしょうか。コロナ禍で心の底には不安感が溜まっているかもしれません。一時、楽しい講座で、不安感を吹き飛ばして、幸せになりたいものです。笑えるダジャレや落ちを最低3つは入れましょう。ただしすべっても私のせいにしないでくださいね(笑)
(4)チャットワークやブレイクアウトセッション
私の場合、坂本光司先生のように、話しだけで60分持たせられるような講師ではないので、チャットワークやブレイクアウトルームを多用して、参加型と称して、セミナーをすすめています。若い方々の意見発表を聞いていると、「私の20代とは違う、君らの方が素晴らしい!」と思うこの頃です(苦笑)。長文でしたが、お読みいただきありがとうございました。
(人を大切にする経営学会 本田佳世子)
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