リーダーとは

リーダ-、Leadは、インド・ヨーロッパ言語のLeithに語源を持ついわれています。皆さんは既にご存じかもしれません。Leithは、境界線を越えて進む、

ひいては「死」という意味だそうです。境界線を越えて進む、というのは何とも勇ましく、まさに私どもがイメージするリーダーに合致します。

しかし、「死」という意味には、より深い違った意味が読み取れるように思います。「境界線」ではなく、「死を越えて進む」と読み替えると、そこには「覚悟」という言葉が浮かび上がってくるように感じるのです。リーダーとは、死を越える覚悟をもつ者、肝を据える者、と言えます。

 そう思って、日本でいちばん大切にしたい会社受賞の経営者には、この「覚悟」を持った方々ばかりがいらっしゃるように思います。企業経営を続けていけば、普通では乗り越えられないような出来事が必ず発生します。まさにこのような有事こそ、経営者のリーダーシップ、「覚悟」が問われるのだと思います。

 慌てず、焦らず、諦めず、粛々と問題と真っ正面から向き合い、どんな難問も乗り越えていく経営者に私たちはリーダーシップを感じるのではないでしょうか。

 東京都とその周辺の県に二度目の緊急事態宣言が出されました。昨年の日本のGDPは-5.3%、約30兆円が失われる計算となります。年始めから厳しい状況が続きます。

 こんな時代だからこそ、素晴らしい経営者の覚悟を学び、今年をしっかり受け止めていきたいと思います。

 (学会 法務研究部会 弁護士山田勝彦)

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