大丈夫
経営者は人間なので、結局のところ、家族の信頼や社員という人間の尊厳を傷付けてしまったりすると、そのことで感じる罪悪感や自己嫌悪など負の感情が経営者の心から力をうばいます。
つまり、投げた刃は自分にはね返ってきて自分を傷つけます。
そうならないために、家族や仲間、社員を大切にすることがいちばん大事な基本である気がします。
そうしながら、安心、安全、ポジティブな環境を作れれば、元気なモデル社員の背中を追いかけて、オレも私もと真似して伸びていき、一人一人が成長していくのではないでしょうか。
コロナは暗雲のようなもので、今、太陽が見えない人も、ワクチンとか強い風が吹けば太陽が姿を現します。太陽はずっとそこにあって、たまたまコロナで隠れているだけです。
世界は広くて豊かです。楽しいこと、素敵なこと、豊かなことの方が多いと思います。そのことに意識を向けていきたいです。不安にならなくても大丈夫です。
さて、角野栄子さんが、「魔女の宅急便」ミュージカルに当たってのお話が素敵でしたので、産経新聞さんから抜粋します。角野栄子さんは、2018年に児童文学のノーベル賞とも呼ばれる国際アンデルセン賞作家賞を受賞した、世界的な児童文学作家です。
角野さんいわく
「そして結論からいうと、誰にでも“魔法”というものはあるんです。自分が楽しいと思ったこと、これをやってみようと思ったことを、ずっと見つめてつきあっていく……喜んで楽しんで、途中挫折しながらも続けていくと、それがやがてその人の魔法のようなものになるわけです。大切なのは好奇心と想像力、それから冒険心。それがクリエイションとつながって、魔法が生まれると私は思っています。」
私のような者が言うのもおこがましいのですが、どうか、経営でも社員さんの心に魔法の粉をかけてみてください。
(人を大切にする経営学会会員 本田佳世子)
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