No153記憶に残る経営者の言葉53 有限会社珈琲館(パスタガーデン珈琲館)(宮崎県都城市;飲食業)紫村公文社長

今回は2012年10月に坂本先生の授業の一環としてご訪問した『パスタガーデン珈琲館』さんをご紹介致します。

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脱サラをして珈琲店を開業した紫村公文オーナー。コーヒー店廃業の危機から立ち直り、パスタをメインとした人気のブッフェレストランに事業を転換させた過去があります。

当日は朝礼に参加させていただき、ランチの後に紫村オーナーから伺ったお話から記憶に残る言葉をお伝えします。

●紫村オーナー忘れられない出来事

約20年前、顧客クレームがあった時、“アルバイトなので”と言い訳をしたところ、そのお客様から“オーナーであるあなたに責任がある”、と指摘されたことがありました。

その通りであり、紫村オーナーはお店を友人に譲ろうとまで考えましたが、“自分自身が変わることだと考え、気持ちを入れ替えた”と言います。その後は、弟や周りの人に対して敬語を使うようにし、相手を尊重して、笑顔を心がけるようにしたといいます。

●印象に残った言葉

“車で帰宅中にもかかわらず早く読みたい気持ちから、道ばたに車を止めて一気に読んだ”

紫村オーナーは、ある書店で坂本光司先生の『日本でいちばん大切にしたい会社』に出会った時のことを打ち明けてくれました。

“坂本先生が示す「5人の幸せ」や「損得ではなく善悪」についての考えとぴったりだった”

読んだ直後、感動のあまり巻末に記載されている坂本先生のご自宅にすぐさまお電話をされています。当時電話に出られた女性(先生のお母さま)から“明日朝6時30分ならいます”という言葉を聞き、翌朝お電話したところ坂本先生がすぐ出られたとのことでした。

紫村オーナーのお話は、“本の力”を感じたと同時に、強い思いは必然のようにつながっていく力を持っていることを実感しました。

以前に投稿した記事は 有限会社珈琲館(パスタガーデン珈琲館)【No59いい会社視察2012/10/21】 です。このブログ内を検索してご参照ください。

***補足***

この投稿では「法政大学大学院 政策創造研究科 坂本研究室」や「人を大切にする経営学会」での経験をもとに毎週火曜日にお届けしております。個人的な認識をもとにした投稿になりますので、間違いや誤解をまねく表現等あった場合はご容赦いただければ幸いです。(人を大切にする経営学会会員;桝谷光洋)

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