若いけど人を思いやる心

人財塾3期生の櫻田と申します。
人財塾で学んだ1年間は、私にとって大変貴重な時間となり
入塾前と卒業後では、まったく違う心になったようで自分自身、正直おどろいています。
毎月の講義の中で、数々の感動エピソードを紹介して頂く講義内容があり
その講義を聞いて、私が体験したことを思い出したので紹介させて頂きます。

何年か前に、自宅から徒歩15分ぐらいの所にある
お好み焼き屋へ、私と妻と小学生の息子の3人で外食した際
子供が頼んだジュースグラス(ちょっと大きめのグラス)に
いつもだったら入っているストローが入ってなかったので
近くにいた40代ぐらいの男性店員に、妻が「ストローはありますか?」と聞いた所
その男性店員は事務的な態度で『申し訳ありませんが、只今、ストローは切らしております。』と
答え厨房の中へ戻って行った・・・
私と妻は、お互いの顔を見ながら、ない物はしょうがないと諦め
ストローのない大きめのグラスは、子供にとっては飲みづらいが、
何とか我慢させながら子供に飲ませていました。
ジュースを手渡されてから10分程経ったころ
高校生ぐらいのアルバイトの娘(たぶん高校生だと思う)が、照れくさそうに笑いながら
「遅くなって申し訳ありませんが使って下さい」と、ストローを差し出してくれた。
妻が「先ほどは、ストローは無いと言っていましたが、このストローどうしたんですか?」と尋ねると
そのアルバイトの娘は照れくさそうに「近くのコンビニで買ってきました。」と小さな声で答えてくれました。
そのアルバイトの娘がしてくれた行動で、私達夫婦は大変嬉しくもなり、とっても感動し
別にストローが無くても、少し不便なだけで得に問題もない出来事だが
ちょっとした一手間と行動で、相手をこんなにも幸せな気持ちにさせることができると
実感した出来事でありました。
このような場面では規則などには縛られず、臨機応変に人の役に立つ行動をするべきと
ストローを差し出してくれたアルバイトの娘に、教えてもらったことを講義中に思い出し、
忘れていたことを心の底から自分を反省しました。
その日の講義から、同じような会社・自分のことしか考えない人間が多い世の中
このアルバイトの娘ように小さな事でも思いやりを持った行動ができるような
社員を1人でも多く、人財塾で学んだことを伝え、共に成長していきたいと思います。
人財塾の講義では過去に、両親含め大勢の人に優しくされたことを思い出し
私達は、実は会社からも優しく見守られているのだと、多くの大切なことに気付くことができる研修内容でした。
また、そのアルバイトの娘がいたお好み焼き屋さんは
このコロナウィルスの影響で、昨年の5月に店を閉めてしまったことが大変残念であります。

最後になりますが、私に人財塾に入る機会を与えてくれた
株式会社さくら住宅の二宮会長と弊社代表の卯月には、心より感謝しております。

人財塾3期生 株式会社グッディーホーム 櫻田 桂嗣

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