No177記憶に残る経営者の言葉77 高松丸亀町商店街(香川県高松市;商店街)古川康造理事長

今回は2012年9月に坂本ゼミの四国合宿先としてご訪問した『高松丸亀町商店街』さんから古川康造理事長の記憶に残るお話をご紹介致します。

高松市(人口42万人)にある高松丸亀町商店街は江戸時代から400年以上の歴史を持ち、JR高松駅から徒歩15分の立地にあります。2011年には全国から13,000名(うち地方議員4,800名)が視察に訪れ、その取り組みには大きな注目が集まっていました。

“商店街としてはいち早く1972年に株式会社を設立”

“用地を取得して駐車場事業を開始しその収入は今も大きな収益”

“瀬戸大橋全線開通によって高松市の素通りが始まる”

“人が来たくなる魅力を商店街が持たなければいけないと考え丸亀町再開発事業に着手”

この事業は、高松丸亀町商店街振興組合が中心となり、地元住民主導型の第3セクター;高松丸亀町まちづくり株式会社が、商店街の生き残りという視点だけではなく、地域に重要なコミュニティとして地域の生活全体をマネジメントしていることに最大の特徴があります。

町全体を一体的に開発すべきと捉え、全町を7つの街区に分け、段階的に開発をすすめ町の魅力を作り上げていきました。

“土地問題は定期借地権を導入して土地の所有権と利用権を分離した”

“「商店街の売上減の理由は消費者が欲しいものが売場にないから」と考えて、テナントミックスの考え方を取り入れ業種が偏ることを避けた”

事業は1990年(平成2年)に着手し、2006年にA街区をスタート、2012年にG街区竣工し大型の再開発は完了しました。

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“A街区の広場に整備されたドーム型の屋根は想像をはるかに超える見事な設備”

“設置当時は日本一の長さを誇った全長470mのアーケード”

“地下自動式の駐輪場を設備”

“再開発されたビルには丸亀町病院が新しく開業し、元香川県出身の医者が東京からUターン”

“検査機器はすべてそろっていて入院設備のない病院とし、入院が必要な場合は後方支援として県立病院と連携”

“同じビルの上層マンションの住民が主な患者さん”

お話を伺った古川理事長は事業成功の理由を次のように話されました。

 “本気かどうか”

 “コミュニティを大切にしているか”

高松丸亀町商店街の事業は商店街にお店をもつ人達だけではなく、地域全体の在り方を追求した取り組みです。高松丸亀町商店街が住民の生活基盤となることで、地域の価値を再構築しています。商店街だけのためではなく、関わる人達にとっての存在に昇華させた取り組みは、正にに自利ではなく利他でした。

以前に投稿した記事は 高松丸亀町商店街【No94いい会社視察2012/9/3】 です。このブログ内を検索してご参照ください。

***補足***

この投稿では「法政大学大学院 政策創造研究科 坂本研究室」や「人を大切にする経営学会」での経験をもとに毎週火曜日にお届けしております。個人的な認識をもとにした投稿になりますので、間違いや誤解をまねく表現等あった場合はご容赦いただければ幸いです。(人を大切にする経営学会会員;桝谷光洋)

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