No196 印象的だった経営者のお話 大病について

今まで多くの経営者にお会いすることができましたが、大病を経験された経営者のお話や企業の存在がとても印象に残っています。

今回のブログでは、坂本先生の下でお話を聞かせていただいた経営者の中からピックアップしてみました。

〇伊那食品工業株式会社 塚越寛会長(当時)

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高校2年の時に肺結核を患い3年間の隔離生活と闘病を経験されています。当時は死を覚悟しなければならないほどの感染症です。

太陽の光を浴びて外を歩く人を見て、“人は健康であることが一番幸せ”と確信されたそうです。

肺結核から回復をして間もなくの21歳のときに伊那食品の社長代行を任されています。

〇社会福祉法人実誠会 障害者支援施設なるみ園 仲田実理事長

仲田さんが高校生のとき結核を患い休学をされています。祖母からは“体が大切”と言われ、再発を機に学校を辞めざるを得なかったそうです。

そんな辛い経験を胸に、茨城県で家電の卸販売をしていた会社に就職し、65歳定年まで働き通され、なんと定年後に長年構想していた障がい者施設を開設されています。

〇学校法人 柿の実学園 柿の実幼稚園 小島澄人園長

若くしての病気ではありませんが、こんな快復劇を伺いました。

今から20年近く前、小島園長は脳梗塞で倒れ、右半身が不自由になりました。退院後も元気だった時と同じように、毎朝登園してくる園児を正門で待ち構え、全員と握手・挨拶をし続けたところ、見事に脳梗塞の後遺症は回復。不自由はなくなりました。園児とのふれあいが大きな作用をもたらすことを証明しています。薬やリハビリでは見込めない効果が園児とのふれあいに秘められているのでしょう。

〇最後に

日本の著名な経営者である松下幸之助氏、稲盛和夫氏も若い時に肺結核を患っていますが、

伊那食品工業の塚越寛会長にとって大病がその後の人生に大きく影響したことは言うまでもありません。

塚越会長は“選んで病気になることはないが、若い時の辛い経験は避けるのではなく受け入れることが大切”と説いてくれました。

「若い時の苦労は買ってでもせよ」や、「迷ったら困難な道を選べ」にも通じる大切な教えです。

***補足***

この投稿では「法政大学大学院 政策創造研究科 坂本研究室」や「人を大切にする経営学会」での経験をもとに毎週火曜日にお届けしております。個人的な認識をもとにした投稿になりますので、間違いや誤解をまねく表現等あった場合はご容赦いただければ幸いです。(人を大切にする経営学会会員;桝谷光洋)

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