No218 過去の受賞企業から ~第8回日本でいちばん大切にしたい会社大賞より③~

今週は第8回の日本でいちばん大切にしたい会社大賞受賞企業のホームページから、印象に残った株式会社吉村さんをご紹介致します。 https://www.yoshimura-pack.co.jp/

株式会社吉村さんホームページは日本茶を愛する姿勢が隅々まで感じられ、丁寧な内容で埋めつくされてとても親しみが持てる、そんな内容です。

例えば「会社のあゆみ」

株式会社吉村さんは1932年(昭和7年)7月創業ですが、「沿革」はほぼ毎年のように出来事が書かれていて同社のあゆみが簡潔に書かれていて分かりやすくなっています。

「事業内容」

食品包装資材の企画、製造、販売(グラビア印刷・軟包装デジタル印刷・ラミネート加工・スリット加工・製袋加工・刷込後加工)です。

具体的には写真入りでさまざまな事例や取り組みが紹介されてイメージが付きやすく、興味を湧き立ててくれます。

そして単なるパッケージのデザインのみならず、市場を多角的にとらえていて、日本茶の普及、食品・雑貨販売など多くの取り組みを実施している現状を知ることができます。

 例)小学3~6年生を対象にお茶の淹れ方審査など日本茶王決定戦「T-1グランプリ」

   給茶スポット/お茶Bar活動(淹れたての日本茶テイクアウト)

   お茶屋さんの店舗リニューアル(株式会社吉村と女性建築家集団WHAISコラボ)

   11ヵ国語の日本茶の淹れ方のホームページ

さらにホームページではお茶に関するさまざまな情報発信を定期的におこなっており、その活動は精力的です。

「採用情報」

“業務の流れ”と“各部署の紹介”が連動した内容となっていて、株式会社吉村さんを理解するために大きな助けになっています。

しかも“取締役”のページでは、5人全員が顔写真+メッセージ付きで紹介されています。

そして橋本久美子社長のメッセージが同社を輝かせていることがよくわかります。

例えば伊那食品工業さんが寒天の可能性を広げているように、株式会社吉村さんはパッケージ事業だけではなく、日本茶にまつわる新しい市場を創造し、自ら推進力となって第一線を開拓していました。

株式会社吉村さんがもっと広く知られる存在になるべきだと思いました。

***補足***

この投稿では「法政大学大学院 政策創造研究科 坂本研究室」や「人を大切にする経営学会」での経験をもとに毎週火曜日にお届けしております。個人的な認識をもとにした投稿になりますので、間違いや誤解をまねく表現等あった場合はご容赦いただければ幸いです。(人を大切にする経営学会会員;桝谷光洋)

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