No219 過去の受賞企業から ~第8回日本でいちばん大切にしたい会社大賞より④~

2018年、第8回の日本でいちばん大切にしたい会社大賞では15社が受賞されています。

今週は第8回の日本でいちばん大切にしたい会社大賞受賞企業のホームページから印象に残ったウインテック株式会社さんをご紹介致します。

https://www.wintec-japan.jp/

現社長の駄場元 定生氏が31歳の時に独立し創業、1990年に社名を変更し現在のウインテック株式会社となっています。

ホームページによると社員数は20名。そんな規模の同社は愛媛県にある少数精鋭の集団です。

一流の製品をつくるために社員も一流の意識をもつ、そんな風土が根付いていて、一流を知るために一流ホテルに滞在し、その意識を身に着ける活動も行っています。

ホームページの作りはとてもシンプルですが、「社長挨拶」「企業理念」「WIN WIN会」「求める人材」など、ひとつひとつの言葉に力があり一貫性があります。

特に「企業理念」のパートは読みごたえ十分で駄場元社長の想いがあふれていると感じました。

また「WIN WIN会」は協力会30数社で構成され、各分野のプロたちがさらなる進化を支える場となっています。

その成果は1社のそれを大きく超えることが想像に難くなく、相乗効果や思わぬパワーを秘め、ひるがえって1社1社を強くするのだと感じました。

創業1979年のウインテック株式会社さんですが、多くの良い会社のように創業間もない頃は人を大切にする経営ではなかったようです。

しかし、同社は変化していきます。

ホームページではその変化は記載されていませんが、現在のウインテック株式会社さんは第8回の日本でいちばん大切にしたい会社大賞で審査委員会特別賞を受賞され、グローバルニッチ企業をまい進しています。

会社を大きくしすぎず、世界一の工学系“職人”の集団を作って、さらに先鋭的な道を進んでいると感じました。

ホームページ以外にウインテック株式会社さんを取り上げた記事をいくつか読んでみましたが、視察に伺ってみたい、素直にそう思います。

***補足***

この投稿では「法政大学大学院 政策創造研究科 坂本研究室」や「人を大切にする経営学会」での経験をもとに毎週火曜日にお届けしております。個人的な認識をもとにした投稿になりますので、間違いや誤解をまねく表現等あった場合はご容赦いただければ幸いです。(人を大切にする経営学会会員;桝谷光洋)

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