Jアラートに見る国会議員の浅慮さ。 

草加市の山元証さんの投稿から

Jアラートに見る国会議員の浅慮さ。

一昨日のJアラート。北朝鮮のミサイル情報に対して与野党から批判が出ている。

添付のようにJアラートは消防庁から発信される。その源は内閣府からの武力攻撃対応、気象庁からの自然災害対応である。

この危機管理のやり方に国会議員は批判をしている。
危機の本質とは何だろう?
答えは北朝鮮である。そこへの言及を忘れたかのように彼らがしているJアラートのプロセスへの批判は、自分達の役目の本質を全くずらしている気がする。

参考に私の業界の源流管理と流失防止を説明したい。
金型に材料を通してプレス加工するプロセスの中で、材料をガイドするジグが大事だ。

ここを緩くすると、材料の幅の寸法のばらつきが製品不良を生み出す。
厳しくすると、ガイドに付いたセンサーが感知して、始終プレス加工がとまり、生産が上がらない。流失対策では手間というコストアップと被害(不良)率がトレードオフになっている。

根本的対策は何かと言えば、材料の幅精度を高める事。スリットする時のバリを最小にする事。波打ちやうねりを最小にする事。

これらは、モノづくりでは源流管理と言われている。真っ当な経営者であれば当たり前と皆が受け止めている。

Jアラートで言えば、北朝鮮の攻撃に対する本質的対策である。これ無くして、流失対策であるJアラートの仕組みを完璧にしようとしても殆ど意味はない。膨大な費用が掛かって、結果として国民の社会経済を頻繁に止める事になる。

そこを非難するだけの今回の与野党の政府へのクレームは、私の業界で言えば、金型のガイドを緩くせよ!と言う事で不良を続出されても良い事になる。それは時には北朝鮮のミサイルが北海道に落下しても良いと言う事ではないだろうか?

全ての答えは源流管理にあるのです。
政治家と言う職業を考えた時に、ここを最も精度を高めて理解し、飛んでくるミサイルを、飛んでこないようにする源流管理をする事こそが血税を給与として受け取っている貴方がたの役目ではないのでしょうか?

流出対策はあくまで官の役目なのです。
政治家には、決してその本分、本質を忘れてほしくはないのです。
政治に携わる方々の役目はそれ程、その人生を、命をかけた困難で大きなものなのであると覚悟して頂きたいのです。

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