【No304『利益を追わなくなると、なぜ会社は儲かるのか』著者;坂本光司;いい書籍紹介】

今回は2016年11月に出版された坂本先生の著書『利益を追わなくなると、なぜ会社は儲かるのか』をご紹介します。

『利益を追わなくなると、なぜ会社は儲かるのか 社員が120%の力を発揮する最強の経営術』著者;坂本光司 (ビジネス社)

本書は、人を大切にする経営を実践する経営者が、どんな苦労、葛藤、出会いや感動があったのか。そしてその事実とそこから導き出された成功法則が紹介されています。

●章立て
はじめに
第1章 よい経営の本質とは
第2章 人を幸せにする会社経営
第3章 よい会社の社長・社員が実践していること
第4章 やってはいけない企業活動
第5章 真に強くて儲かる会社のつくり方

●人を大切にする経営学が生まれた背景
坂本先生は本書執筆時点で約7500社の訪問やアドバイスをされていますが、「はじめに」にこのように書かれています。
“(省略)~さらに、企業訪問を続けていくうちに、「社員を大切にする経営」を実践している会社の数が次第に増えていきます。そして、そうした会社が、統計化できるほどの数に達したとき、私はこの現実こそが「現場から見た新しく経営学」そのものであると確信したのです”
“すべては現場から、誠実な経営者から学ばせてもらったものです。当初は異端視されていた経営者の方たちが、諦めることなく愚直一途に実践されてきたことを、私は理論化・体系化しただけにすぎないのです”

●最後に
“幸せになるために生きる、経済優先・業績優先・成長優先・勝ち負け優先などといった間違った考えが横行した時代の中で、もっとも大切なことが忘れられてしまっただけなのです。決して新しい経営学などではないのです”

***補足***
この投稿では「法政大学大学院 政策創造研究科 坂本研究室」や「人を大切にする経営学会」での経験をもとに毎週火曜日にお届けしております。個人的な認識をもとにした投稿になりますので、間違いや誤解をまねく表現等あった場合はご容赦いただければ幸いです。(人を大切にする経営学会会員;桝谷光洋)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です