お客様を推しにした先にあるもの

5月5日の本ブログにて、顧客にとっての「推し」になるというテーマで

投稿をしました。※参照:https://blog-htk-gakkai.matrix.jp/2024/05/05/

その中で、企業は、まずお客様をファンにし、ファンからリピーター、

そしてリピーターから「推し」にすることの重要性を説明しました。

では、お客様を「推し」にすることで、企業にどんな効果が生まれるのでしょうか。

愛知県一宮市で、新築・増改築・リフォーム+薪ストーブの販売・施工を行う

株式会社エコ建築考房があります。

同社は、この顧客ではなく、お客様を「推し」にするという経営においては、

極めて優れた企業だと思います。

というのも、同社では、実際に家を建てた顧客(施主)が社員となっていて、

その割合は、現社員の5人に1人と約2割に及んでいます。

それに加え、知人の紹介や社員の紹介、そして家族の紹介で

入社している社員も約6割いるのです。

そのため、同社の建てる住宅の住み心地の良さを誰よりも分かっていて、

また自身が顧客の時に体感した同社社員・職人の対応・人柄も分かっているため、

両方の目線を持っていることが最大の強みとなっているのです。

実際に、同社で家を建てた社員、知人や社員の紹介で入社した社員は、

次のように話しています。

「エコ建築考房の家に暮らしています。

毎朝窓から入る朝陽が暖かく木の香りを感じる我が家が大好きです。

完成までに出会った全ての方々の人柄にも惹かれ、

こんないい会社で働けたらなぁ。

と念願かなってエコ建築考房の一員となりました。

スタッフ皆エコ建築考房の家が大好きで、

妥協なく働く姿がかっこよく、家も職場も居心地が良いです。

自宅の住まいづくりの経験も生かしながら、

笑顔で健康に安心して暮らせるエコ建築考房の家を

沢山の方にお伝えできればと思っています。」

「エコ建築考房で家を建てました。

日増しに素材の味が出て、好きな部分が増えていきます。

家づくりをしたお客様目線で、自慢の我が家のこともご紹介できたら幸いです。」

「友人の紹介でご縁がありエコ建築で働かせていただく事になりました。

客として初めて神宮の展示場に来場した際に木の匂いに魅了され、

自然の力に感動したのを覚えています。

この家の良さを一人でも多くの方に知っていただき、

家づくりのお手伝いをさせていただければと思っております。」

これらの発言を聞くだけでも、

同社がいかに、お客様を「推し」にしているかがよく分かります。

ちなみに、同社にはこれだけのお客様から社員となった

「推し」が存在しているので、営業部門は存在していません。

好きがあふれているから、不必要な営業トークをする必要がないのです。

自社、自社の商品・サービスの良さを誰よりも分かっているお客様が

自社の社員になってくれる、お客様が「推し」になるということは、

企業にとって計り知れない効果をもたらしてくれるのです。

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