人財塾での学びを活かして

経営人財塾6期生、株式会社日本レーザーの西本俊行です。弊社はレーザーやレーザーを用いた関連製品を海外のサプライヤから輸入し、日本の官公庁や民間企業さんに販売、サポートさせて頂いております。弊社からは経営人財塾に第1期から参加させて頂いており、昨年度は野村と私の2名で参加させて頂きました。卒業生は7名になります。各々勉強した内容を持ち帰り、鋭意努力の真っ只中です。

毎月1.5日の講義は、坂本先生およびコーディネーターの先生方のお陰様で、非常に濃い1年となり、大変勉強になりました。人としての在り方という、何よりも大切にすべき基礎を、例えば社会的弱者の視点から、家族の視点から、経営者の視点から、法的視点から、倫理的視点からというように、様々な角度から教えて頂きました。

私が一番印象に残っている坂本先生の言葉は、「その人が正しいことをしている時、私は片方の目を瞑る。」です。皆が幸せになる目的があり、それを達成しようと努力している最中に、障害となるルールがある場合、限定的にルールに反した行動を取ったとしても、それを責めないという意味です。簡単に言うと、救急車が赤信号でも道を渡る感じです。もちろん法律違反はいけませんし、グレーゾーンを狙えといった事でもありません。そもそもルールは皆が幸せになる目的の為に定められたものであり、突発的な事象が起こった場合は、一旦目を瞑って、後からルールを見直せば良いのでは、と言う意味だと解釈しました。その為、瞑るのは片目だけです。それと同時に、目的を見失ったり、諦めたりする危うさへの配慮に思えて仕方ありませんでした。私達が坂本先生に感じた、正しさに温もりや優しさが纏われているのは、この人間らしさが根本にあるものだと感じた次第です。

また、本を読み、人と会い、自分の視座を上げて本分に取り組むことで、自分の周りの幸せになる人の総数が増えるということに気付きました。人財塾の卒業生の数を考えると、その輪は確実に増え続けています。私自身、人財塾での学びは職場のみならず、家族や保育園、学校で活用させて頂いております。結果はすぐに目では見えない物ばかりですが、各々のフィールドで今現在、奮闘されていらっしゃる同期の皆様が、何よりも私のモチベーションに繋がっております。現在も、「人を大切にする経営用語辞典」作り等、別のプロジェクトで同期の方と連絡を取り合っており、そこには感謝しかありません。このご縁は、かけがえの無いものですが、宝物の一つとなるように、磨きを重ねるのはこれからであり、私自身です。自分の本分を全うしながら、近況報告を重ねて参ります。今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。

経営人財塾6期生・株式会社日本レーザー・西本俊行

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「人財塾での学びを活かして」への2件のフィードバック

  1. 「その人が正しいことをしている時、私は片方の目を瞑る。」
    『経営者ノート』の95番目に書かれていることですね。ルールはルール、その場の空気を読み、柔軟に対応している人を温かい目で見守る姿勢ですね。西本さんのブログを読み、あらためて、このことを心に刻みました。本来、人を幸せにするためにあるはずのルールと、人を幸せにするための行為、これを結びつけてルールの見直しをしようと思いました。感謝!

  2. 「その人が正しいことをしている時、私は片方の目を瞑る。」西本さんのブログを読み、この言葉が頭を離れません。用語事典の執筆で坂本先生のご本を読み返していて、この言葉に出会いました。奥が深い言葉ですね。これからも意識し続けたいと思います。ありがとうございます。