確乎たる信念

本日、第15回「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞授賞式が開催されます。

 すでに受賞会社が発表されております。今年は残念ながら内閣総理大臣賞の該当はありませんでしたが、それだけ厳正な審査が行われている証です。

 経済産業大臣賞の枚方信用金庫、厚生労働大臣賞の株式会社常磐植物化学研究所、地方創生大臣賞の日東精工株式会社、中小企業庁長官賞の株式会社コープ葬祭、中小企業基盤整備機構理事長賞の株式会社きんそくをはじめ、審査委員会特別賞が16社、実行委員会特別賞が2社となりました。

 これらの会社は、厳しい審査基準をくぐり抜けただけでなく、それぞれに特色を持つ会社です。私たちは、これらの会社から多くの学びを得て、自分の経営に活かしていきたいと思っています。

 ただどうしても充実した福利厚生や制度、経営の仕組みや取組みなど目に見えるところに目がいってしまいます。

 しかし大切なのは、目に見えないところだと思うのです。

 少し視点は異なりますが、渋澤栄一氏も大切なことは目に見えないところであるということについて、次のように言っています。

「信用は暖簾や外観の設備だけで、収め得られるものではなく、確乎たる信念から生ずるものである」(渋澤栄一訓言集より)

 いい会社というのも、経営者の「確乎たる信念」から生まれるのだと思います。

 9月の大会では、これら受賞企業のお話を聴くことができます。

 是非、今年も新たな学びを得たいと思います。

  (学会 法務部会 常任理事 弁護士山田勝彦)

 

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