この夏に学んだこと
人財塾コーディネーター石川勝です。
8/20~8/23までの島根県の夏季合宿に参加し、
8/26は、全国大会に参加させていただきました。
この夏を通して、私が学んだ事を報告させていただきます。
1.離職者ゼロであるために必要な事
夏合宿で島根県の雲南ひまわり福祉会を訪問させていただきました。
お話を伺ったのは、社会保険労務士の資格を持つ施設長の田本武志さんでした。
同法人は14年間離職者ゼロだということでした。
介護、福祉業界での離職率ゼロは稀有の存在です。
講和の中で拝見させていただいた就業規則、昇給、育児休業、介護休業、
勤務時間規定など、とにかくきめ細かに丁寧にわかりやすく作られていました。
そこには、現場を把握している田本さんたちの
社員を大切にしている背景を感じました。
2.楽しくなければ会社じゃない
全国大会の最後の特別講演は慶応大学教授の島津明人先生。
テーマは“朗働”。
私が社会人になった30年位前は、24時間働けますか、
長時間残業、サザエさん病、モーレツ社員などいうのが一般的でした。
しかし、そんな社員の働き方は昔の話になりました。
島津先生のお話をお聞きして、
これからの会社の就労環境に必要なものは、
ちょっとぐらいの楽しさではだめだという事を感じました。
“もっと楽しい時間・空間”が過ごせるような会社でなければならい事だと感じました。
3.人財が殺到する会社ですか?
全国大会の前日に人材塾のOBOG会が開催され、
坂本先生の特別講演をお聞きしました。
人件費はコストではなく、企業経営における社員とその家族を守るための目的である。
何度となく聞いてきた言葉ですが、
理論と実践が合っていない自分が恥ずかしくなった。
仕入れ業者の価格上昇は仕方がなく受け入れて、
なぜ物価上昇相当の賃上げが素直にできないのか。
30年前ならば、経営側と労働側は春闘といって賃上げ闘争を行っていた。
労使の交渉が妥結しなければストライキが行われた。
今は、ストライキはなくなったものの社員は無言の抵抗ともいうべき
辞表を提出して会社を去る時代になった。
最近、人手が足りない、募集しても集まらないという話を耳にする。
当社では、今のところ人手不足には陥っていない。
社会全体の労働人口の不足いう問題もあるが、
そもそも「人を大切にする経営を実践する会社」で、
人が集まらないのはいかがなものかと思う。
雲南ひまわり福祉会では離職者ゼロ。
そして“朗働”という話をお聞きして、
当社が人手不足に陥いらないような状況を作っておく必要を感じた。
今、新規に人を採用したらどういう雇用条件で人が採用できるのか。
人を大切にする会社は、人財が殺到する会社であるべきではないでしょうか。
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