私が坂本ゼミに入学した理由

みなさん、はじめまして。

坂本ゼミM1の伊丹雅治(いたみ まさはる)です。

「人と人とのつながりを財産に市民のイタミがわかる政治家」
を目指している地方議員です。

どうぞ、よろしくお願いいたします。

~私が坂本ゼミに入学した理由~

私は政治家にとって大切な力は「政策力」と「人間力」だと考えている。

政策力を磨くために色々と模索していたところ、本大学院政策創造研究科に辿り着いた。
すぐに飛び込みたかったが、私は問題を抱えていた。

勝手な使命感で会社を辞め、政治の世界に飛び込んだまではいいが、お金がなかったのだ。二人の子供と、健康状態が悪く入退院を繰り返す父の存在がブレーキをかけた。

諦めるつもりだった…しかし、議員活動をすればするほど、政策力の必要性を更に強く感じるようになっていった。「自分のためではなく、政治家として、まちのために政策研究をしてみたい。私を信じ、私に託してくださった方々の期待に応えなければならない。」そのような思いが日増しに強くなっていった。

葛藤している私に、妻が「政策研究が生まれた故郷のためになるという確信があるなら、やりなさいよ。お金はなんとかするから。子どもたちもパパと遊ぶ時間は減ってしまうけど、きっと背中は見てくれるわ。」と有難いことに私の背中を押してくれた。

東日本大震災で、自分の故郷が焼け野原になった妻の言葉には重みがあった。

他の同僚議員は、副業をしながら政治活動をしていることが多いが、私は学業をしながら政治活動をすることになった。違う意味での副業議員となる決意をした。

家族の理解を得た私は、早速、興味のあった「某ゼミ」を肌で感じるべく、ゼミ見学会に参加した。目当のゼミの教室へ向かう前に、折角の機会だから「坂本光司先生」にお会いしてからにしようと考えた。なぜ寄り道をしたのかというと、ある男が影響している。

そのある男は、金融機関の融資担当をしていた。自分にも他人にも厳しかったが、成績は抜群だった。しかし、ある日突然、会社に将来を約束されていた彼が「今まで融資する相手を間違えていたよ」と辞表を出した。理由を聞くと、「日本でいちばん大切にしたい会社」という本を読んだからだという。
(次週へ つづく…)

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