「がっちりマンデー」

2月5日に放映された「がっちりマンデー」。
非価格経営の視点で観た。

価格競争をして良いのは、シェアNO.1企業のみだ。他は、付加価値を付けたり、ターゲットを絞ったり、場合によっては売上を激減させてでも粗利中心に考えていかなくてはならない。

非価格でも追いつかれる。数日前に投稿したが、ある地域でのタクシーのサービスや靴下メーカが通販に切り替えて儲けが出ても10年で追いつかれたと事例を紹介した。
今回紹介された、スマホの画面交換やメガネは札幌市の主とする富士メガネでも1時間の検査は実施している。
常に社員から受主的に提案が上がってきて、すべてやってみないと分からない時代。
最後に紹介された「ミスターユニット」のように社員から提案があっても上司が面倒なので、あるいは自分の地位が脅かされるので無視をする会社が圧倒的に多いと思う。
トップが若い社員からでも意見を聴く姿勢が大切だ。

21世紀は女子の時代。
最終消費品はほとんど奥さんが決定権を持っている。
女子チームに新商品や売り方を提案させて、やってみる阿波徳島の「市岡製菓」はお手本だろう。

以下、がつちりマンデー、知野のコメント。
気づいたら変わっていた、地味だけど儲かりのヒミツが詰まった30分。

横浜市、オリジン弁当、鶴見店。唐揚げ等の惣菜がたくさん並んでいる、計りスタイルのお弁当屋さん。
ではなく、キッチンオリジンに。川崎市八丁畷店、店名とカンバンをおしゃれに、オリジン弁当ではダサい。きれいで華やに。お客様にも変化が伝わっていた。店内で食事ができるイートインスペースがある。気軽に食事ができる。

3年前から地味チェンジを全国484店舗中、約半分で完了。あと2年で全店舗を完了する。1994年誕生したが、毎年、来客数、女性のお客様が1~2パーセント減少していた。いろんな素材を少しずつ食べたいので、2段の20センチの棚を3段の15センチにした。30種類の50種類にした。狭かった通路を広めにしベビーカーで来店したママがすれ違うのも余裕が。来客数が平均して120パーセントも増えた。最大で170パーセントの店もある。

東京足立区のCOCO壱番屋佐野店。ちょっとだけ喫茶店風に地味チェンジ。マンガコーナーを設置。人気コミックがズラリ。少しでも長居していただくため。100円のコーヒーマシンも。すべての席にコンセントを設置。パソコンや携帯には便利。

長居するので回転率が下がるが、他のお客様がサクラ的で入りやすくなる。特に女性は入りやすくなる。待ち合わせにも使える。2014年度に地味チェンジをした店舗はお客様が9パーセントも増加した。年間売上は10パーセント増えた。2005年から地味チェンジし2016年は808億円になった。ランチタイムはマンガの棚をカーテンで覆う。

メガネスーパー。メガネ屋から眼の全体のケアの店に変身した。眼のリラクゼーションを。10分間の眼のもみほぐしサービスを実施。眼が疲れていると正しい視力が測れない可能性があるので、眼のケアをしてから検査へ。普通のメガネ屋は15分の視力検査だが、細かい眼の検査をする。眼の年齢検査まで1時間かけて撤退的に眼をくまなくチェックをする。

1976年に誕生し業界2位まで成長したが、中国の生産などをベースにもっともっと安くプライベートブランドを提供する会社が出て来て、J社、Z社とか。格安でおしゃれメガネチェーンが登場し若いお客さんが流れて行き安売り競争へ算入した。が、赤字続き。若者でなく中高年層をターゲットにした。高齢化社会で自覚症状として出てくる。45歳以上の人口が半分以上になっている。若者が好きなアイウェアから高齢者の目の健康寿命を伸ばすアイケアにチェンジした。

検査によってその方に合わせたレンズカット、選定をやらないと体に合わない服を着ていたり足に合わない靴を履いているのと同じ。フレームとレンズは高めだが、中高年は買ってくれる。老眼は近視と違い、年齢と共に進行していくので2~3年置きにメガネを買い替える必要がある。

メガネスーパーの出店は若者が多い都市から中高年が多い住宅街へ。高齢者宅や施設に出張販売も開始した。人件費をかけてお邪魔しても購買率が高いので割りに合う。もみほぐしサービスがあるドックバイメガネスーパーが3店舗。全327店舗がアイケア向けに地味チェンジした。8年連続赤字から5億円の黒字に転換した。年齢売上は150億円。

東京都千代田区の毎日新聞社ビルの中、ミスターミニット。駅ナカのコンパクトの店でよく見かける。靴修理と合い鍵作りのチェーン店。

2年前から地味チェンジしている。お客様から要望がある、時計の電池交換、ひび割れたスマホの画面交換サービス。メーカーだと数日かかるが約30分で完了する。印鑑作成は15分で完了。ミスターミニットでは一人でこなしている。が、作業をすることが好きなので楽しい。一番難しいのは靴の修理。イメージチェンジ後は108パーセントの売上がアップし過去最大の伸び率。

森中さん
JALのドコカニマイル。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です