11月2日(木)13:00から17:00 仙台で
「人を大切にする経営学会 東北支部設立/公開フォーラム」
一昨日時点で21名のお申し込みをいただいておりありがとうこざいます。
会員だけでなく、一般の方も参加できます。
100名の会場です。
この機会に参加できなくても家族の方や社員、友人に声をかけていただければ幸いです。
坂本教授、青谷会長、沢根社長共に、講演会の後の懇親会に参加します。
名刺交換をしていただければ幸いです。
懇親会に参加されない場合は、講演前か講演後に名刺交換していただければ幸いです。
日時:2017年11月2日(木)13:00から17:00
場所: TKPガーデンシティPREMIUM仙台東口
〒983-0852宮城県仙台市宮城野区榴岡3-4-1アゼリアヒルズ 2F/10F
JR東北本線 仙台駅 東口 徒歩5分 仙台市営南北線 仙台(地下鉄)駅 徒歩5分
内容:
【講演1】 13:30-14:30 いまこそ人を大切にする経営が企業を救う
法政大学大学院 教授 坂本 光司氏
【講演2】 14:40-15:40 売上ではなく幸せ日本一のレストランをつくる
株式会社坂東太郎 代表取締役会長 青谷 洋治氏
【講演3】 15:50-16:50 会社を永続し、人生を大切にする会社づくり
沢根スプリング株式会社 代表取締役 沢根 孝佳氏
参加費: 会員 1,000円
一般 2,000円
懇親会参加費 4,000円
◆懇親会◆
時 間: 17:00〜18:30
会 場: 同会場 別会議室
参加費: 4,000円
◆申込み方法◆
下記URLからお申し込みください。
https://ws.formzu.net/fgen/S37805552/
詳細につきましては、下記URLをご覧ください。
https://goo.gl/zv2t9o
青谷会長、沢根社長共にネットから拾った。
目を通していただき参加していただければ幸いです。
何度か、現場に行ったり講演を聞いていますが、死ぬまで勉強だと思います。
「坂東太郎 青谷会長」
「親孝行『人間大好き』~ 日本一幸せな企業を目指して ~」
独立した当時40年前は大量生産・大量販売によって日本を復興させようとする「進化」、次は他との差別化を図りこだわりを持つ「深化」、バブル期が終わり本物の商品・人といった本当の価値を問われた「真価」、4年前の東北大震災を体験し家族と傍にいられる喜び、電気や水道があたりまえのように使える環境といった幸せとはこんなに近くにあるものだと心の価値を再認識した「心価」。
そしてこの進化論を基に個人ではなく地域全体で助け合い心の価値を中心にして物事を考え創造する「共創」する時代にきたと思います。
つまり今の若い人たちにとっては心の価値を考える良い時代に戻ってきたと私は思っています。
食には色々な食があり、単なる食べるだけの食ではなく、命を育てる食、命を繋ぐ食をやりたい、その想いで今の仕事に就きました。
農業は大好きだし農業は大きな人、心の豊かな人でなければ出来ないものだと私は思っています。ですから今回の講演も「人間大好き」という演題にしました。
農業にとって現状はTPPなど風当たりの強い時代ではあるけれど農業は成長産業であると思っています。
農業を成功させるには環境や意識を整える必要があると思います。
ある農家は農協に出荷しなくても大丈夫と言っていましたがそう簡単なことではないし、食品を扱う環境が整っていないとも思います。
それにはどこにも負けない商品のブランド力をつけ、命に関わる食品を扱っているという誇りを持つことが大事だと思います。
過去から今を振り返るのでなく、未来から今を見て5年後・10年後どうしたらいいか、どう変化しなければいけないかを考えることがとても重要だとも思います。
私は常々「小が大に勝つ」ことを考え仕事しています。小が大に勝つには1人1人が命がけでやれば勝てます。
ある先生は成功と失敗は勘違いであると言っています。出来ないと思うのではなく脳に私は成功すると勘違いさせることが大事だと。
その勘違いを負ける方で考えてしまうから駄目になってしまうわけで、勝てるイメージ、石岡の祭りで太鼓の音を聞いたときにわくわくするような高揚感を仕事・農業に落とし込んでいけばいい方向に進めると思いますし農業によって地域の活性化を図れると思います。そういう農業に対する姿勢、農業が好きなんだという想いが無いと次の若い世代にも引き継げなくなってしまいます。
大事なのはお金が高い安いかではなく働く環境が幸せかどうかです。
最後に大切している言葉がありますのでそれを紹介させて頂きたいと思います。
それは母親から言われた言葉ですが「お天道様が見てるよ」という言葉です。必ず一生懸命やれば人が見ていなくてもお天道様が見ているし、努力をしていれば裏切らないということです。そしてご先祖様を大切にし、おじいさん・おばあさんを大切にして故郷を離れたとしても必要とされる人、尊敬される人ができるような環境作りを大切にしていくことが大事だと思っています。
「沢根スプリング 沢根社長」
沢根社長のお父様の現取締役会長 沢根好孝さんが会社を設立したのは、昭和41(1966)年のことです。
当時、高度経済期、2ケタの経済成長の時代です。つまり、作れば売れる時代です。
その後、オイルショック、バブル崩壊などがありましたが、沢根孝佳さんが社長として就任したのは、バブルが崩壊したときでした。
1980年代ジャパンアズナンバーワンと言われ、世界中から日本経営に学べと、学者や実務家などが日本に来ましたが、今では、アジアに世界の生産拠点が移り年間2万の工場が海外に出て行っています。
ちなみに、この10年で浜松は3割の企業が廃業しています。規模の小さな会社が、大手自動車メーカーの仕事が急になくなるといったことが発生しているからです。
また、グローバル競争の中、大手メーカーからのコストダウン要求は、非常に厳しい状況なのはご存知の通りです。
創業当初、輸送関連が取引先が中心であった沢根スプリングは、まさに、トヨタ、デンソー、二次三次、さらにその下へとコストダウンのピラミッド構造になっています。
沢根さんが二代目社長として引き継いだ時、某自動車メーカーの数十銭のバネが、今では半分になっているそうです。
毎年、コストダウン要求は強くなる一方でした。そうした中、自社商品の強化が沢根さんの取り組みでした。
その一つは、特殊バネの製造販売です。
例えば、体操の床運動の床下のバネなど特殊なもの(バネが入っているため体操選手は大きなジャンプや空中での回転ができる)といった数量は多くないものの、適正な利益が出るバネの製造販売です。
現在、沢根スプリングが作っているマイクロコイルは、アメリカに行くと約20ドル。日本円では約2000円で販売していますが、自動車メーカーからの発注の十銭台のバネと付加価値の違いは明白です。
⒉つ目は、生産財の通信販売です。始めたのは28年前、業界では一番最初でした。
サミニ株式会社 12名 売上3億 2500社を相手に、通販をやっています。全国25000社 バラ売りで1個から、標準品は即日発送します。小口フリーサイズ品で最短2日といった短期間発送です。
自分たちでつくったものを自分で売る!
グローバル化といっても海外に行くのではなく、日本にいて海外マーケットに、アリババ、アマゾンで海外にも展開しています。
3つ目は、通信販売とも関係がありますが、小ロット(数本)での製造販売です。
世界最速のばね製造小売業!
を目指すのが事業の方向性で、試作・スポット品から量産・リピート、少量・少数のバネに力をいれています。
また、毎年、経営計画書をつくり、経営理念を戦略・戦術に具現化しています。
<目的>
働く社員さんを幸せにする
成長も利益も手段に過ぎない
<価値>
小さくても輝きながら永続させること、企業の拡大よりも、自然体で、バランスよく。
毎年少しずつ成長するのが望ましい
経営理念(使命) 会社を永続させる
ビジョン(未来像) 幸せ実現経営
事業領域 →いい社風・価値観の共有・いい仕組み あらゆる業界の小口顧客
戦略→戦術→目標
競争力、財務力、社員力 考える チャレンジ、熱意
1. 幸せ実現経営
2. 価格決定権主導
3. 職人生産完結方式
4. スピードとサービス
5. 考え作り、売る、創造
考え・作り・売る!
お父様から引き継いだ会社で、20年かけて、輸送機器の割合を8割→2割に比率を下げてきています。
沢根社長は、これからは、オーダーメイドの時代。4分の3位を、手間がかかって面倒な小口にしたい!と言います。
では、厳しいノルマを社員に課しているかといえば、そんなことはありません。
80%主義です。腹八分。学校では、1時間を100点がいいという。30分の時間で60点でとった方がいいというのが沢根スプリングの考え方です。
残業時間も月一桁台。有給休暇の消化率も8割を超えます。
逆風、下りのエレベーターの状況で会社を引き継ぎ、さらに、成長させている経営手腕は、御見事というしかありませんでした。
まさに、名経営者といわれる人は、沢根社長のように、20年先を考えて方向性を示し実現していく人だと、改めて感じました。
「人を大切にする経営学会」の役員と東北支部の地域の方に可能な限りタグ付けさせていただきます。
よろしくお願いします。
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