「突き抜ける!」
1年前。
先月には本を出した。
「人を大切にする経営学会」の会員へ毎週金曜日に発信するメルマガの巻頭言。
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「突き抜ける!」
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人を大切にする経営学会 常任理事 渡辺 尚
パソナキャリアカンパニー プレジデント
私事ですが、先日52歳の誕生日を迎えました。
師走ということもあり、1年間を振り返りそしてこれからの1年間
何をしていくべきかを考えた結果、テーマを「突き抜ける!」にしました。
弊社では「クレド」を核に、お客様に感動レベルのサービスを提供できる
人材会社になろうと、感動プロジェクトという活動に力を入れています。
そして、そのために社員が幸せに働ける良い会社を作ろうと、
良い会社創りの活動を進めています。
その結果会社は着実に変化しているものの、まだ満足のいくレベルには遠い状況です。
「まあまあ良いが突き抜けていない。」というのが私の実感です。
これは全て、経営者としての私自身の覚悟が足りないことが原因と考えています。
私自身が突き抜けて「感動サービス」と「良い会社創り」に向かっていかない
ことには、本物の良い組織は創れません。
当社と坂本研究室で共同開発を行っている「良い会社サーベイ」でも、
突出した高得点を出している会社は、経営者も組織風土も突き抜けたものを
持っています。
そして、それらの突き抜けた経営者の特徴は、「諦めず続ける粘り強さ」です。
組織を変化させていくには時間が掛かります。人間は本能的に変化を嫌いますから、
方向性を示しても中々実行が出来ません。
施策の意義や変化していくことの重要性を、トップが強い意思をもって
示し続けなければ、会社は変化し進化していくことはできない、ということを
実感しています。
人を幸せにする組織作りや、感動サービスの提供を圧倒的に突き抜けて水準に
持って行く。そのためにはまず、代表者である自分自身が突き抜けて、
やるべき事をやり続けて行かなくてはならない。粘り強く、ひたすら
やるべき事をやり続ける強さを持ってこの1年を過ごし、着実に進化し続ける
良い組織を創りたいと思います。
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