社員がガンでも雇用し続ける
師匠の坂本光司先生の9月4日の静岡新聞の記事。
私の体験 その営業マンがいたから買った。ガンになり何度か入院した。最後に入院する時も私にも話してくれた。入院したらその会社から担当者が退職し担当替えの案内があった。入院までは会社は面倒を見るが、その後の面倒はないと言っていた。その会社からは絶対に買わない。
7年前の定年退職まで務めた会社。遠方に転勤した部下社員がガンになり何度か入院した。数回見舞いに行き、頭に帽子を被っていたが元気に一緒に食事をし話した。会社に勤務のまま天国へ旅だった。私の方針に忠実に仕事をしていただいた。提言も何度かいただき実行した。
長寿化、食生活の欧米化、自然に沿わない職場のストレス等により日本人の半分がガンになっている。
ガンは早期発見、早期治療によりガンと共生したり完治する。
67歳の私、25年前に母を末期胃癌で亡くした。びわの治療法により1年延び亡くなる朝までは元気に生きた。亡くなってからマンションの両隣の奥さんから息子が良くやってくれたと聞き、ギリギリの親孝行をした。
母は愛知県ガンセンターで腫瘍マーカーの異常値を知らされた。当時は腫瘍マーカーの信頼度はなかった。
以来、私は年に一度の会社の健康診断でオプションで数種類の検査をし続けた。
前立腺のPSA値は年々上がり定年退職時に許容ギリギリの4.0だった。
半年後の長久手市の検診で4.9になった。大学病院の医師によるとガンの可能性は少ないとのこと。念のための1泊2日の検査で初期の初期の前立腺と分かった。全摘手術を受けた。10日間入院した。前立腺ガンは5年生存率は95%だが10年後には転移をして亡くなる。
気づいた時には手遅れになるので40歳以上はPSA検査が欠かせない。
25年前に一時的に平衡感覚を失う前提神経炎で20日間入院、13年前に脳梗塞で10日間入院したが、いずれも職場に復帰している。
本人の気力も大切だが、会社が許容するかは大切だ。
ガンを理由に解雇するか雇用するかは現社員のやる気に大きな影響を与える。
解雇した社長がガンになり引き続き続投する場合は徳のある何人かの社員が会社を去るだろう。
67歳だが定年退職時より元気で頭の回転も速くなりお世話になった方々に恩返しをさせていただいている。
写真は静岡県藤枝市の勝治さんから連絡をいただく。
福祉施設の幹部だ^_^
「人を大切にする経営学会」
中部支部
知野 進一郎
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