人を大切にする経営に近道はない
人財塾生という立場で、このブログを担当させていただいておりますので、人財塾生ならではの人財塾での学びを共有いたします。
先週金曜日(1/15)の講義は
前半が青葉総合法律事務所の山田勝彦先生、後半が日本レーザーの近藤宣之会長でした。
どちらも学びが多く、内容が濃すぎて消化不良に陥っておりますが、貴重なお時間を共有していただいた各先生方には感謝しかありません。
ありがとうございます。
今回は、その中から近藤会長の講義からの学びを共有いたします。
近藤会長は私が尊敬している経営者のお一人で、実は2年前、2019年1月10日に講演を聞く機会がありました。
講演後の懇親会で名刺交換をした際に、僭越にも、交換した名刺に近藤会長が大切にしている言葉を書いていただきました。
近藤会長が書いてくださった言葉は
「人生において2点間の最短距離は直線ではない」
でした。(今もその名刺と言葉を大切な財産としています。)
話を戻しますが、講義では近藤会長の経営者人生の経験を踏まえた
「社員を生涯大切にして圧倒的な利益を上げる新・幸福経営」
という主題で質疑応答を含め、2時間お話をいただきました。
講義の内容は、著書などでも紹介されている内容が詰まりに詰まっており、ここで紹介するには多すぎるので割愛いたしますが、
講義後の質疑応答で(またもや僭越ながら)
こういった大変な経験をしながらも、近藤会長が前に進み続ける土台となっているものはなんでしょうか??
という野暮な質問をさせていただきました。
近藤会長は、私のような小人の質問にも大変ご丁寧にお答えいただき
色々な人生の経験の中で、もちろん挫折や失敗がたくさんあること、そして、そういった経験を数多くした結果
・人生には色々なことがあるから一喜一憂しない
・自分が経験したことを、本当に身に染みて、前向きにそれを活かす
・すべてがいい気づきで、なぜこういうことが起こったかを考える
全ては、そのときの「考え方」の問題だと、教えてくださいました。
そしてさらに
今まで学んできて、頭の中で「人を大切にする経営」はどうあるべきかわかっていて、だから今日の講義でご紹介したようなことをやってきた。
しかし、本当に自分の命を削ってこの経営をやっているかというと反省がある。
だからこれからは、人のためにもっと自分の命を削ってまでやろうと
そういう風に思いました。
とまで、おっしゃっておられたのが印象的で、お答えを聞きながら私は涙をこらえることができませんでした。
思い出すだけで、今でも心が熱くなります。
「起こった出来事をどのように考えるか」
講義の中でも何度も「考え方」の差についてお話されていましたが、「考え方」つまり「あり方」を改めて考えるいいきっかけをいただきました。
もう一点付け加えると、講義の最後に近藤会長が一言
「皆さんのご協力のおかげで、質問に対する私の答えもあって、質問のおかげで多少講演が深められたかなと感じています。
鈴木さん、浅野さん、竹中さん、島村さん
本当にご協力ありがとうございました」
質問した4人の名前まであげていただき、最後までこの心遣い。
社員に対しても同じように(これ以上に)接しておられるのだろうな・・・と感じ、私自身の社員に対する接し方を反省するとともに、また熱い気持ちになりました。
本当に、ありがとうございます。
人財塾3期生 税理士事務所ランニングパートナーズ 鈴木 陽介
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