障がい者の働く場
人を大切にする会社では、障がい者雇用は必須ですが、未だになかなか障がい者雇用に踏み出せない企業も多いのではないでしょうか。業務内容等によって、障がい者に働いてもらいたくても、働く場がないと思ってしまいがちです。
しかし、仕事を創出するのが経営者の役割です。坂本先生にご紹介頂いた台湾の鼎泰豊 は、障がい者を正社員として雇用し、接客の従業員に対してマッサージをするなどの仕事をしてもらっているとのように、直接的な業務ではなくても、工夫によって様々な仕事は創出できるのだと思います。
本日の日経新聞にJR関内駅に障がい者の就労支援を目的とした「ツムギステーション」というカフェが2月8日に開業するとの記事が出ていました。
パソコンなどで遠隔操作できるロボットを用いて、障がい者が自宅から接客する仕組みだそうです。席のテーブルの上に置いたロボットを通じて、画面越しにお客様と対面で、顔を見て注文を取ったり、お客様と話をしたりすることができるようです。また店内では、就労支援施設で製造した菓子類も販売するなどの支援も実施するとのことです。
これも新たな形で、障がい者の働く場を創出する好例となると思います。
アイディアさえあれば、やりようはいくらでもある。「業務が適しないから難しい」という台詞は言い訳にもなりません。私も心して努力をしなければならないと思った記事でした。
(学会 法務研究部会 常任理事 弁護士山田勝彦)
コメントを残す