良い会社は人間力から(東京研修記)

昨年4月から1年間、千葉商大大学院EMBAプログラムに参加させていただき、坂本先生のご指導のもとでたくさんの良い会社を学ぶ機会を得ることができました。そうした中で私自身が感じたことは、坂本先生の教えである五方良し経営の1番目である、社員を大切にする会社に魅力を感じました。

社員を大切にする会社とは、社員が成長することができる会社が1番ではないかと私自身は感じていて、そうした中で、恥ずかしながら、先日私ども自動車学校創立以来初の東京研修を行いました。

 研修に至った経緯は、現在の自動車学校向け基幹システムの老朽化が進んでしまったため、今後のことを考えて新たな基幹システムを導入すること、導入する基幹システムが大手ヴェンダーの提供するもので、操作習得会や活用方法習得会が定期的に行われていることから、今回東京会場での研修に参加するきっかけとなりました。

 自動車学校の業界では、生徒に指導する指導員や検定試験を担当する検定員といった、専門職に対する研修は法律で決まっていて毎年行われているのですが、たくさんのお客さんに接する事務員は、縁の下の力持ちであるにも拘らず、社員教育に接する機会が少ないと感じていた部分がありました。今回いい機会と思い、1名の管理職と4名の女子事務員をヴェンダーが開催する操作習得会に参加してもらうこととなりました。             

 東京駅に向かう新幹線の中で、18年勤めている女子事務員が、「東京に行って研修なんて初めて」と喜んでいたのが印象的でした。私はうとうとしていたのですが、みんなしっかり東京駅まで会話が弾んでいた様子でした。操作習得会場の入り口では、事前に配布された受付番号でIDカードを発券して、IDカード使って専用ゲートを通過入館する仕組みでした。違う会社の様子を見ることによって、自分達の職場に行かせることを学んで欲しいなと思いました。

 操作習得会では、最初は緊張していたものの、これから導入される新しい基幹システムと現在のシステムの違う部分など疑問点を感じると、積極的に質問をしていてすごく頼もしく感じました。余談ですが、参加者は後日会社にデモ機が到着すると、早く慣れようと一生懸命覚えようとしてくれました。

 帰りは買い物とかして行っていいよと自由解散にしたのですが、主婦の人もいて結局同じ新幹線で帰りました。帰りの新幹線でも、私はまたうとうとしていたのですが浜松駅まで会話が弾んでいたようです。

 今回東京の研修に、事務員と一緒に参加してみて、その後のモチベーションにこれだけ繋がるのであればもっと参加させたいと思いました。5月にも操作習得会に5名を連れて参加する予定です。基幹システム導入本稼働は6月中旬を予定していて事務員に手伝ってもらいながら問題なく移行できたら良いなと考えています。

人財塾4期生 静岡県セイブ自動車学校 早川 智文

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