あたりまえ

今年の3月に人財塾4期の学びを終え、半年が経ちました。

その後も届くさまざまな学びを日々振り返り、成長できるよう努めています。

先日、近隣中学校からの依頼で、中学2年生の男の子が職場体験で弊社に3日間いらっしゃいました。

かなり緊張していましたが、あいさつが元気で、スタッフや職人さんと話しをしている際も笑顔を絶やさず行動していました。

「あいさつや笑顔がいいね」と伝えると「いや、緊張してます。」

「でもしっかりあいさつができることとか笑顔で話しを聞けることは素晴らしいことだよ」と改めて伝えると、「学校で習いました」

確かに私も義務教育の中で、あいさつは元気よく。話しをするときには相手の顔を見る。ということを「あたりまえ」の言動として学んだ気がします。

弊社には、「あたりまえ理論」というものがあります。

報酬をもらうこと、自分の席があること、仕事があること、「それはあたりまえだ」という口に出さなくても心で思っていることがあると思いますが、そう思った時こそ考えてください。

弊社は職人さんを下請けとは言わず、協力会社さんと呼んでいます。職人さんに対して下請けという考えで接していれば、仕事があるから使ってやっている。その対価で払ってやっている。のような考えになってしまいます。

社内のイベントや普段の接客についても同じです。仕事だからと考えて行動していれば、売ってやっているという考えになるでしょう。

そうではなく、仲間がいるから仕事が出来て、その仕事ができるのは誰のおかげなのかを考えれば、必然的に感謝することがあたりまえという想いにつながるはずです。

これは会社としてのレベルではなく一人の人間としての姿勢になってきます。

契約をしてその内容を完了させる。私たちはプロですから決められたことを遂行することはあたりまえですが、時には理不尽なことに出くわすこともあります。それでも何とかして遂行しますが、お客様はそれもあたりまえという顔をします。

人それぞれのあたりまえ基準がありますが、理不尽なことでもあたりまえといった人にならない為に、自分自身の受け身のあたりまえのハードルは下げ、攻めのあたりまえのハードルを上げる。

その気持ちを持ち続けていれば知らず知らずのうちに多くの人が助けてくれる。

それがグッディーホームのあたりまえ理論です。

中学生がいらっしゃって、あたりまえのハードルを大人は上げているように感じます。どれだけ多くの人に自分は支えられている、支えられていたから今があり、その事や人に応え、感謝を伝える為に一生懸命仕事をする。少々の苦労はあります。苦労と感じない、あたりまえに感謝できる。それは本当に小さなあたりまえから始まるんだなと改めて感じさせてくれた3日間でした。

グッディーホームに来てくれた中学生にこころから感謝。

人財塾4期生 株式会社グッディーホーム 田中肇

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