企業経営は、自然の法則に従っている
経営人財塾5期生の牛山啓二です。
私は、「五方良し経営による課題解決のお手伝い」をミッションとして、2022年に経営アドバイザーとして活動を始めました。
その際、自分自身の人格を高めることが第一だと考え、坂本光司先生の門下生になりました。この間の貴重な学びの体験を通じ、私なりに気づいた事が幾つかあります。
今回はその内の2つと私自身の方向性について共有させて頂きたいと思います。
1.企業経営は自然の法則に従っている
企業経営は、社会的動物である人間が営む行為です。不自然なことは長続きしません。
農業に例えると、作物を実らせる為には、①いい気候風土と、②いい農業技術が同時に必要です。灼熱の砂漠に種を蒔いたら、②育て方を知っていても、作物は実りません。
逆に、①どんなにいい気候風土の土壌に種をまいても、②育て方を知らなければ、枯らしてしまうかも知れません。
企業も同様に、①いい企業風土を創り上げ、②いい経営手法を取り入れることにより、豊な実りを得ることが出来ます。自然の法則には逆らえません。
2.五方良し経営と人件費
「五方良し経営を先にやると人件費がかさんで会社は潰れてしまう。会社が儲けるのが先」という「鶏と卵どちらが先か」的な考え方を頻繁に耳にします。
「収入-費用=利益」という単純化された損益計算書の考え方です。
しかし、五方良し経営とは、会社が繁栄するためには①いい企業風土創りと②いい経営手法の2つが揃うことが必要だという考えなので、議論する土俵が根本的に違っているように思います。
そもそも、人格を高めて①「人を大切にしよう=企業風土をよくして心理的安全性を高めようと考えること」自体にお金は一銭もかかりません。
更に、五方良し経営を実践して成功されている企業様は、②いい経営手法を取り入れ、お金をかけた分の元は取っています。一人当たりの生産性などをきめ細やかにチェックされ、人財への投資を十二分に回収されています。
また利益率の考え方も健全です。
ですから単純な引き算では判断を誤る危険性があります。
企業経営は、もっとはるかに複雑なものです。
3.私自身の方向性
人を大切にする→心理的安全性が向上→チームワークが良くなり→生産性が向上→会社が繁栄する、という流れがあります。これはなぜか?
この疑問に対しては、昨今は脳科学の観点から合理的な説明が出来るようになってきました。
ドーパミン(やる気)、オキシトシン(チームワーク)、セロトニン(幸福感)、等の神経伝達物質の働きにより人間の感情や行動が影響されていることが分かってきました。
脳科学に詳しい医師の方々とも協力し、このような観点も加えながら「五方良し経営による課題解決のお手伝い」をしていきたいと考えています。
人財塾5期生 「五方良し経営」による課題解決 Infinite Management Solution 代表 牛山啓二
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