卒業後

経営学会人財塾5期生として学ばせて頂きました株式会社共同の有賀です。

昨年一年間、ゼロベースから「人を大切にする経営」を学び直そうと入塾し改めて、貴重な学びや体験、新たな気づきなどを学ばせて頂きました事、心より感謝しています。

また、坂本先生をはじめ運営に携わる先生方や講師の方々、何より5期塾生の皆さまとのご縁を頂けました事は、学んだ事と同様に、私の宝物となりました。

これまで、受賞企業として「既に実践している企業」として周りから見られている事と、実際には多少の綻びや、自身の目指している形に対して未達成の部分がある事とのギャップに苦しくなる時もありましたが、その解決策や再始動するための意欲を頂き、この4月より新たな経営方針を掲げスタートを切りました。

卒業と同時に春から新卒採用した障害をお持ちの子に入社3ヶ月面談を実施した際の「入ってよかった、先輩が頼れる、仕事が楽しい」の言葉に、弊社自体の成長も感じ取る事が出来ています。また、高齢者が多く就業する事業体であるが故、これまでも研修会等の開催は行っていましたが、世代別研修会とした60歳から10歳ずつグループを分け、それぞれの年齢と内容に依り合致させた研修会は、高齢従業員の遣り甲斐に繋がっているものとアンケート結果からも明確に見て取れ、管理する本社側も仕事の楽しさに繋がっているように感じます。社員持株会についても、あと少しでスタートが切れる状況ともなり、まさに学ばせて頂いた事で会社が大きく息を吹き返した気がしています。

今でも時々、頭の中やノートを見ては経営人財塾で得た、指針として大切にしていきたい言葉の数々を振り返っています。講師の先生方や、お配りして頂いた著書から多くの、自身に響いた言葉をいただいた事もとても大きな学びとなっています。中でも、同期5期生の卒業時のプロジェクト研究発表の中で「人を大切にする経営と企業収益をトレードオフと考えている経営者の考え方を改めさせたい」との発表時のデータに基づいた言葉は、これまでも自身が周りの経営者に問われてきた部分でもあり、人を大切にする経営こそが、安定した企業収益を生み出し続ける重要な術だと受賞後、説いてきた自分に取って、大変に自信になる言葉の数々でした。

先日、同期の方と、受賞歴のある社長、受賞を目指されている地元の経営者の方が会社に来られました。その後の酒席では久しぶりの再会からの思い出話、受賞企業同士の今後の繋がり方、受賞を目指されている社長には皆、熱く「人を大切にする経営」の魅力について語る宴席となり大変に充実した時間となりました。

私自身、これからも経営人財塾の卒業生として、この正論こそ謙虚に、自社の結果を向上させながら、この経営論を広めていく事が使命であると決意を強くしました。 コロナ禍も過ぎ、企業と社員との関係性もこれまで以上に変わってくると考えます。まだまだ手探り且つ不安な部分もありますが、これからも仲間、同志、師として経営学会に関連する皆さまから経営を初め、あらゆる知恵を授かりながら、頑張って参ります。今後とも宜しくお願い致します。

人財塾第5期生 株式会社共同 代表取締役社長 有賀公哉

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