社員と作るジャーニーブック(アジャイルウェア版経営計画書)
あけましておめでとうございます。経営人財塾6期生、株式会社アジャイルウェア代表取締役の川端です。
弊社は1月が期の始まりとなるため、近年この時期は経営計画発表会を行っております。そこで配布される経営計画書『ジャーニーブック』について、今回はお話しさせていただきます。
2012年に3名で小さなマンションの一室から始まったアジャイルウェアは、現在64名の社員を抱えるまでに成長しました。しかし、最近まで経営計画書はありませんでした。規模が小さい頃は日常的な会話で方針を共有できていましたが、社員が増えるにつれ、それだけでは行き届かない部分が出てきたのです。
そんな中、弊社の会計をお任せしている古田土会計様より、同社サービスの日本一やさしい経営計画作成合宿をご提案いただき、参加させていただくことになりました。150ページ超の同社の経営計画書には「人を大切にする経営」を軸に、経営方針や未来像、戦略、教育などが明記されており、方向性が誰にでもわかる『道しるべ』のようでした。この出会いから「うちも作ろう!」と経営計画書作成を決意。さらに、IT業界のカルチャーブックからも刺激を受け、視覚的にもわかりやすい独自の計画書作成に取り組みました。
弊社では、会社の進む姿を航海に例え、経営計画書を『ジャーニーブック』と呼んでいます。これは社員が方針を理解し、仕事の指針とする『羅針盤』のような存在です。

当初は幹部だけで作成する予定でしたが、エンジニアから「みんなでつくったほうがいい」という提案があり、全社員で方向性を話し合いながら作り上げる形に変更しました。この過程は、フラットな組織である弊社らしい取り組みだったと感じています。

経営計画書のひとつのあり方として、利益を最大化するビジネス路線もあるかと思いますが、弊社は社員の幸せや社会のためになるというあり方が重要であり、『損得』ではなく『善悪』で判断できる方針が記載されていることが大切と考えています。
また、経営計画書は伝わること、浸透することが重要です。そこで読み物形式の『ジャーニーブック』に加え、各事項の関連性をイメージしやすい『ジャーニーマップ』も作成しました。これはまさに航海の地図のような役割を果たしています。

2022年からジャーニーブック、ジャーニーマップを使い始めて感じたことがあります。それは私達のような中小企業でも、経営計画書を作ることが良い会社や結果的に社員のウェルビーングに繋がっていくということです。(弊社のウェルビーイング経営については、前回のブログ記事『ウェルビーイング経営』で詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。)
ジャーニーブックを社員と一緒に作る過程や、方針を明文化することで共通認識を持ちやすくなり、理念浸透にも役立ちます。特に、弊社は「誰もが自分らしく働きやすい環境」の実現に向けてDE&Iを推進することで、より多くの意見を取り入れ、また「人を大切に」という想いを基に、社員全員との対話を通じて仕組みを計画、実践していきたいと考えています。
それにジャーニーブックは新入社員へのオリエンテーションにも役立つ本です。これをお読みいただいた皆様の会社でも「ぜひ作られてみてはいかがでしょうか?」とご提案したい程、その価値を実感しています。
ジャーニーブックは一度作って終わりではなく、時代や社員の成長に合わせて更新し続ける羅針盤です。
これからも学び、挑戦しながら、社員と共に成長し続けたいと思っています。本年も皆様と素晴らしい旅路を歩めることを願っています。
人財塾6期生・株式会社アジャイルウェア・川端光義

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