直会(なおらい)

野口具秋です。

我が家を「愚衆亭(ぐしゅうてい)」と称している。
「具秋」を音読みして、一端の文化人を気取っているのもある。
茶室があるわけではなく「枯山水」の庭があるわけでも「虎の子渡し」の
庭があるわけでもない。
ベランダからの景色が黒目川であるのと、
遠く池袋・新宿の遠景を借景にする結構見晴らしのよい建築物に過ぎない。
夏から秋にかけて、朝霞の自衛隊基地の花火大会や近郊の花火が
天空いっぱい広がるぐらいが自慢である、

久しぶりに、我が家に賑わいが訪れた。凛々しき若者2人と意気軒昂な
妙齢の婦人が拙宅「愚衆亭」を訪ねてきたのです。
北風の吹く寒い夕方、風と共に現れた。

スーパーが増え、お総菜がどこも美味しくなり、時間や手間も省けるから
「そうしよう」としていた。
ワイフが「私も作るから」。久しぶりに手作りに「挑戦するぞ!」と
ラーメン屋の兄ちゃんよろしくタオルを頭に巻いた。

「日本酒の冷酒は駄目なの」というので、熱燗ならば、と杯を重ねる。
仙台から購入してきた酒はほどなく終了となる。
1番気に入っている、こだわり焼酎があっちで並々と注がれ大丈夫かと
心配になる。ブランド焼酎は沖縄土産のシークアーサーで割る。
「ちゃんぽんはだめなの」といいながら、すいすいとのどに流れていく。
背もたれにしている壁に「ドン」とぶつかっては気を取り直している。

久しぶりに料理を作る。味の決定はワイフに任せる。
ほとんど定番メニュばかりで何度も来ている人には申し訳ない。
レシピは何10種あっても、いつも同じものになってしまう。
今日は7種類の料理を作った。ワイフは3種類でした。
調味料のメーカーの差、ほんの少しの醤油やみその量で大きく味が
違ってしまう料理の難しさ、味の調整や見た目の美しい飾りつけは、
すべてワイフ任せになってしまう。かくのごとく夜は更けるのです。

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