★★★★★ エフピコLOVE

これまで視察した先の企業のレコーディングをしています。
感動度、衝撃度、印象度という観点から5つ星をつけています。
お世話をさせていただいている坂本研究室障がい者雇用研究会での2回目の視察先として9月1日に広島県福山市の株式会社エフピコを訪問させていただきました。半日をかけての濃い視察となりました(私は1日半ですが)。

これまで★★★★★をつけたのは、伊那食品工業、川越胃腸病院、沖縄教育出版、そして、いろどりの4社だけでしたが、記念すべき5番目の★★★★★企業が誕生しました。

今年いちばんの衝撃が走りました。
紛れもなく障がい者雇用のリーディングカンパニーでした。
グループ企業雇用率は8.49%
人数にして291名(2010年3月末)もの障がい者の方が働いています。

それも圧倒的に多いのは重度の知的障がい者です。
重度の障がい者でも立派に働くことが出来ることをこの会社は証明するために、あえて重度の方を採用しているのです。

親ですら就労をあきらめている障がい者を平気で雇用します。
障がい者自身が、働きたいと思っていれば、他に採用の条件はないといいます。
職場に来たばかりの頃は、工場内を徘徊したり、お漏らしをしたりする子もいるようですが、お構いなしです。
そんな子たちでも6か月もすれば、普通に働くことが出来るようになるというのです。実際にそうなっているのです。

驚きは続きます。

なんと彼らは全員、正社員なのです。
平均給与も月給14、5万円前後となんら健常者と変わらない水準となっています。働きたいという気持ちがある限り65歳までの雇用を保障しています。

やっている仕事は、雑務や特別な仕事ではありません。
この会社の基幹となっているトレイをつくるためのラインに完全に入って仕事をしているのです。

リサイクルのラインでは猛烈なスピードで回収されたトレイがベルトコンベアにのって次から次へとやってきますが、彼らは瞬時にいくつかの種類にしゅん別してしていました。
「機械ですらミスが多く、彼らの仕事にかなわない」とここまで障がい者雇用を進めてきた特例子会社の社長さんはお話していました。

なんという光景、これが重度障がい者の仕事・・・
言葉を失い、ただただ圧倒され続けました。

これまで解雇した障がい者はゼロ、皆無。
そればかりか定着率は99%。
弱者にやさしい、なんて表現では足りません。

これが真のノーマライゼーションだと悟らされました。
エフピコの成功から学ぶべきは、障がい者雇用は特別なことではなく、どんな企業でも普通に障がい者雇用ができるということです。

深く深く学びを得て、福山の地を後にしました。
もう一度、いや、何度でも視察をしたい会社です。

エフピコの商品トレイ、気がづけば私もユーザー

これは誰でしょう? 

↑工場内に入る寸前の坂本先生でした。

機械にも勝つ障がい者の技術

笑顔の労働者、とても重度障害をもっているとは思えない

彼ら、彼女らが誇りという健常者社員のモチベーションは猛烈に高かった

エフピコLOVE

(月曜担当:小林秀司)

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