大学院での研究のこと

主要産業といわれるものなら、
一度は成長産業だったことがある。
これは、セオドア・レビットの言葉。

僕が経営をしている看板業界も
過去に、成長産業だったことがある。

僕は、屋外広告物の歴史を研究しているので、
看板業界が華やかだった時代の情景を
思い浮かべることができる。

今、その看板業界は、衰退産業である。
そして、僕は、看板業界専門の雑誌で
『看板業経営の実務講座』という連載を持っている。

本日、その雑誌の編集長から、
「看板業界の業界構造の理解に関するアンケート」の
結果が届いた。

非常に多くの会社から、
自社の看板業経営に関することを答えていただいた。

明日、そのデータを検証する打ち合わせを編集長と
するので、本日中にすべてのアンケートに目を通さないと・・・。

本来であれば、このアンケートの考察の結果を看板業界への提言として、
修士論文(政策論文)にしてもいいのだけれど・・・。

それだと自己満足が足りなくて。

いまだに、景観と屋外広告物の論文を書こうか、
それとも、経営者とメンタルヘルスの論文を
書こうか、思案中です。

そうそう、昨日は、
U理論のセミナーに参加してきました。

U理論とは、
マセチューセッツ工科大学の
オットーシャ―マー博士が提唱する
個人、グループ、組織、社会の変容の
プロセスを表した理論です。

講師の中土井さんがこんなことを言ってました。
※少し、中土井さんの言葉に自分の考えを着色しています。

「なんで世界は、ガンジーやマザーテレサの
おこなったプロセスや結果が克明に描かれているのに、
また、多くの人びとがその活動に感動し、称賛しているのに、
ガンジーやマザーテレサだらけにならないのだろう?」

要するに、問題は、明確だけど
解決方法がわからいない。

これが問題なわけだよね。

U理論は、結果に影響を与える
「目に見えない」領域について教えてくれます。

組織変革の論文も面白いかも!

高橋

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