信州・松本

野口具秋です。

「野辺山」は、どんな字だったか少し考えていた。
小淵沢駅に「あずさ9号」が到着して多くの乗客が下車しました。
巨大なパラボラアンテナ群と野辺山スキー場に、
ようやく記憶に戻ってきた。
白を基調とした車内はストレートに伸びた間接照明と
アクセントのピンクの平行に走るラインが
穏やかな空間を醸し出します。

少しでも節約するために、八王子で藤井さんと待ち合わせ。
新宿から健気に席を確保してくれた近藤さん。
信州信濃路は観光の季節でした。
「8時ちょうどのあずさ2号で 私は旅立ちます…」と唄った
「狩人」の名曲「あずさ2号」は実在の列車だったのかなと、
歌詞を口ずさみながら、車窓の高原景色を見やります。

待ち合わせの時間まで、予定より随分短くなってしまいました。
大慌てで信州信濃の信州そば店に飛び込みます。
「おいしい!」と近藤さんの第一声。
冷えたそばののど越しは辛めのそば汁と合います。
大盛りのざるそばを注文してしまい不覚にも食べ切れませんでした。
値段はともかく東京ではなかったのです。

古希を迎えた相澤病院の本部長・塚本さんは
国内に名だたるブランド病院に再生した経緯を
やや早口に淡々と語りかけます。
日食が大好きと世界中をわずか数分の我儘な
超自然ドラマを追いかけます。
1度も裏切られたことがないのです。
全権を任した理事長が金環食に燦然と光り輝きます。

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