確定申告

2月16日から毎年恒例の確定申告の受付が始まりました。先日、地元の市役所にて、無料相談会の相談担当をしてきました。これは税理士会が社会貢献事業として行っているものです。

平成23年分から、公的年金等の収入金額の合計額が400万円以下で、かつ、公的年金等に係る雑所得以外の所得金額が20万円以下である場合には、所得税の確定申告をする必要がなくなりました。この改正のせいか、来場者が少なかったように感じました。

一見、簡素化されて良くなったように思いますが、次の注意点があります。

・源泉所得税の還付を受ける場合には申告が必要となります。
・所得税の申告はせずに、住民税のみ申告した方が税金が少なくなるケースがあります。

ということで、現場で申告書を作成する立場からすると、簡素化ではなく、複雑化したような印象です。本当に簡素化するなら、所得税と住民税の一体改革が必要なのだと思います。 (岡野)

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