気ままにアートめぐり

 去年の暮れ、東京駅八重洲にあるブリジストン美術館へ運輸会社を経営しているYさんといっしょに行きました。
「ブリジストンのタイヤは仕事でたくさん使ったよ」とYさんは話してくれました。

ピカソの「腕を組んですわるサルタンバンク」がありました。
「サルタンバンク」とはサーカスなどに属して即興の芸を見せる最下層の芸人です。

ピカソはたいへん貧しい生活をしていました。社会の不条理の中で人を笑わせて生きる弱者に共感を寄せて描いたと思います。ピカソは盲人にも注目しています。
ピカソがこの頃に描いた人物は手の指も足の指も細長く、姿は縦長にほっそりとしています。

今、「配属場所は追い出し部屋」が話題になっています。
社会のさびしさを感じます。
                     静岡SC 中園孝信

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