島根で進む次世代型の地域活性化モデル

先週は島根県に行きました。

島根県商工労働部が主催する「ビジネスリーダー向けマネジメントセミナー」の講師を西部会場(益田市)、東部会場(出雲市)で行うためです。

これで3回目の同セミナーとなりました。
5日間のシリーズで研究室メンバーがリレーで講師を務めます。
わたしはトップバッターとして「モチベーション向上法」というテーマで3時間半にわたり、ミドル層の方々が職場でスタッフのやる気をどう引き出すかということについてレクチャー、気づき喚起、ファシリテートを行いました。

石見銀山文化センターさん、めのやさんなど研究室でも視察にお邪魔させていただいた優良企業の管理職の方々がご参加されました。

29社39名のセミナーとなりました。
これまでの3回のうち、今回がもっとも会場内の雰囲気がよかったと感じました。
参加されている方が会社から行けと言われているからきているということではなくひとつでも学んで会社に戻って役立てたいという意識のある方々が多かったからではないかと思います。

坂本先生が同地と関わりをもつようになってから20年、最初は経営者向けに人財塾という学びの場を提供していくことから始まりました。
島根県商工労働部が音頭をとって、地道に地域に「いい会社」を増やすための取組みを継続してこられました。

人財塾に続いて企画されたのがこのマネジメントセミナーです。
企業のミドル層への啓発です。
3年前から始まりました。

一定の評価が定着してきたため、期待感をもって参加していただけるようになってきたのではないかという手応えがありました。

昨年から国立島根大学、今年から島根県立大学にも「実例 中小企業経営論」という2単位の科目が導入され、若者たちにも「いい会社」を見抜く慧眼力を養う教育も始まっています。

今後、さらに保護者向けの同様セミナーの開催も検討されています。
そして、中小企業版ミシュランの作成プロジェクトが指導します。
県内の「いい会社」100社が取り上げられる予定です。

次世代型地域活性化のロールモデルが日本でいちばん辺境な地で進んでいます。
この先、必ず実を結ぶものと信じています。

島根県の5年先、10年先が本当に楽しみです。

合間をぬって60年ぶりの大遷宮行事真っ盛りの出雲大社へ参拝して参りました。

人を大切にする「いい会社」づくりのトータルプロフェッショナルという仕事をさせていただいていることに大感謝をしてきました。

小林秀司

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「島根で進む次世代型の地域活性化モデル」への1件のフィードバック

  1. 小林さん
    こんにちは!
    島根出張ご苦労様でした。
    コンサルタントとして3時間半もの長い時間講師として話しをした結果、手応えがあったこと感じられた様子。
    島根県から益々元気ある企業が台頭してくることを心より期待しています。