福祉機器用品を活用し、製品を通じた「幸せ」を提供している素晴らしいリーダー!

皆様 こんにちは 佐藤浩司です。

6月10日月曜日、仙台の「TESS」さんに視察に行ってまいりました。
車いすでがんばっているようだが経営的に大丈夫だろうか?
という心配ごとから入っていったしまったが視察終了後は、
「誠に申し訳ない気持ち」でいっぱいになりました。

それだけ、知れば知るほどワクワク感、社会的意義、物語など、
規模は小さいが素晴らしい内容でした。

NHK 2012年2月 5日放送
 http://www.nhk.or.jp/sakidori/backnumber/120205.html 

鈴木社長は、元教師で、別の会社を通じ、営業で半田教授との
出会いから、運命が変わりはじめました。

創業は、2008年11月で、6年目、社員3名、
大学初ベンチャー企業株式会社TESSです。

創業当初は、県内の金融機関から全て融資を断られた。しかし、
商工会議所に理解を頂き、国金に斡旋後融資を実行、
「挑戦支援融資制度」の全国初の企業として選定されました。

製品面では、様々な会社を回り協力を得ようとするけれども
自社利益を一番に考える企業が多いこと、連携しても途中で
プロジェクトから抜けたり、数が月するとその会社名で、
製品化されたり、心理的に愕然とすることもあったため、
利益を優先するのではなく、理念共感して頂ける方を探しつづけ、
現在の取引が成立しております。

その理念を共感できる企業と連携すれば、継続して運営できることを
実践で示して頂いております。

創業当初は、相当な心理的負荷があったのではないかなと察します。
現在順調に運営できている要因は、いくつかありますが最大の要因は、
想いを実現するためにけっしてあきらめず、どんなことでも
乗り越えていく強い信念、気概があったためです。
広く知っていただくためにサッカーチームとの連携を行ったり、
介護保険適用のためには、福祉機器用品年鑑に掲載されなければ
取り扱っていただけない・・・。
即行動し、今では福祉機器用品年鑑に掲載されております。

車椅子の安全性はどうかと申しますと、20万回転のテストを行い、
製品の安全性、信頼性は、太鼓判を第三機関に頂いております。
今までの研究開発型のベンチャー企業は、「顧客効能」には、
目が向けられず、道半ばで倒れる企業も多かったが、TESS様は、
実際に顧客に受入れられるには、理論よりもいかに「わかりやすく
使えるか?でも使ってみるとすごい」ことを理解して頂けるか?
受入れでいただくにはどのようにしたら良いか?を徹底的に考え、
実践したことです。

顧客と向きあった営業活動や社会的課題を解決するなどの取組を
繰り返して、口コミ、プレスリリース、メディア、雑誌、他県の
議員さん等、様々な問合せがあり、TESS様の想いがたくさんの人に
広がりをしはじめてきました。では、営業面で具体的にどうしたかを
確認しましょう。

<営業活動で大事にしたこと>
1、とにかく乗って見てください。使うけだけで楽しくなることを
口頭で伝え、実際に操作し、実感してもらえた。

2、福祉や介護の業界以外の方を取り込まれた。
→専門的な観点からすると、理論や福祉側の一般常識から入るが、
むしろ製品と真摯に向き合いつつ、熱い想いで、販売していただける
代理店を募集され、代理店さんが「足が動くようになってもらいたい」、
「元気になってもらいたい」と言い、大切に扱って頂いている。

3、事例を活用したこと
→70才の方が脳梗塞で左半身完全麻痺で、先生が補佐しないと
歩けない。本人と家族が「あしこぎ車椅子」を乗りたいと申し出た。
初めて操作したが、乗っているだけで動きますから、完全麻痺の
左足は、動くことが出来るのはもちろん、バックしたり、物を
避けたり出来る優れた製品です。その軽快な動きに本人は、
行動範囲が広がり、夢も広がり、リハビリにやる気が出て、
機能回復促進(効果があり)になっています。

 車いすの利用対象となる病気の範囲も広がり、伺ったお話では、
脳血管障害、脊髄損傷(下半身麻痺)、脳梗塞、脳性麻痺、
パーキンソンの方には、利用いただいていらっしゃるようです。
そして何より、不自由だった行動の範囲も格段に広がり、本人は
もちろんですが、家族もその行動が広がる姿を見て嬉しくなるそうです。
機能回復は手段で、目的は、製品を通じた「幸せ」を提供している
素晴らしい企業です。技術面を報告させていただくと書面不足ですので、
「TESS」で検索し、見て疑問点は鈴木社長に見ていただければ幸いです。

今後とも、鈴木社長よりお許しをいただければ、小生の仲間と
様々な方で応援して行きたく思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

「福祉機器用品を活用し、製品を通じた「幸せ」を提供している素晴らしいリーダー!」への1件のフィードバック

  1. 佐藤さん
    こんにちは!
    僕も以前テレビの特集で見たことあります。
    当時、父が車椅子に乗らないと移動ができない状態となっていて、1台注文しようかと思ってホームページをも見に行きました。
    大学の授業を休んでも行けば良かったと・・・^_^;
    TESSさんのますますの発展を心から願っています。