さいとう工房 電動車いすで障がい者支援 その想いはアジアにも!

M1 村田光生です

1月11日(土)法政大学院・コミュニティビジネス論の授業で東京都墨田区の(有)さいとう工房の斎藤省社長さんのお話しを伺いました。

15年前に発刊された、乙武さんの「五体不満足」の本のカバー写真、乙武さんが乗っている電動車いすは、さいとう工房製だそうです。

「さいとう工房は、主として重度身体しょうがい者のための電動車いすの開発・レンタル・修理などを行っている、社員14名の会社。1994年に斎藤省氏が創業、2000年に法人化。使う人、一人ひとりに合わせて製作し、現在まで延べ製作数は1500台以上。同社が制作する電動車椅子は、電動リクライニング機能や座面が床まで降りる機能、傾斜地で水平を保つ機能、ある程度の段差なら苦もなく乗り降りできる機能など、要望と必要性によって様々な機能が付いている。従来より、多機能型電動車いすは日本では製作されていないのが現状。欧米からの輸入車や国産既存製品の改造でも手がけており、障がい者のニーズに応えている」・・・テクノシティすみだHPより

ある日、手が不自由で自宅の鍵が開閉できないという女性と出会い、自費でリモコンキーを製作して車いすに取り付けて上げたら、一人で外出できるようになったと、涙を流して喜こんでくれたそうです。

別な日、海外からの来た足の不自由な18歳の女性が、人出の多いお寺の階段を、車いすから降りて肘だけで登り切るのを見て、「こういう人た知のために自分は何かができるのではないか」と深く感動し、会社を創業。

斎藤氏は、「車椅子を作ることが目的ではなく、障がい者が自立して、自分たちの生活も環境も自分たちで変えていく、そのような気持ちが引き出されるご縁となることを願って今、この仕事をしている」と言っています。

2011年にはロボットコンテスト「第2回 ROBOT JAPAN」でMVP賞を獲得。

現在、アジアの障がい者支援も行っており、結果が出ていることにも生き甲斐を感じている斎藤さん。

世界からも注目を浴び、政府関係者も見学に来るというさいとう工房さん、これから益々注目を浴びていく企業だと確信しました。


さいとう工房 斎藤省社長さんと多機能電動車いす 目を輝かせてお話しされていたのが印象的でした


体験操縦しているSさん


狭いホームエレベーター内でも楽々回転(右側)


傾斜面でも座面を自動で水平になる


座面のクッショも先端材料を使用ている


パキスタンで足が不自由で、手で歩いていた方が現在では障がい者スポーツのリーダーとして活躍中


パキスタン政府は車いす交付制度を発表・・斎藤氏の想いがアジアに広がっています。


こんな遊び心も・・


さいとう工房 斎藤省 社長

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