出会い

「人間は誰に出会って、どんな教えを受けたかということが、その人の人生を本当に左右する」

これは、今年の3月23日に開かれた「日本でいちばん大切にしたい会社大賞受賞式」で基調講演をされたニチイ創業者の西端さんの言葉である。だれもがいい人に出会いたいであろうし、少しでもよい人生を歩みたいと思うであろう。

おそらく多くの人がそうであるように、私も、会社からの帰りにふらっと立ち寄った浜松町の書店で偶然目にした『日本でいちばん大切にしたい会社』(あさ出版)が坂本光司先生との初めての「出会い」であった。
そして坂本光司先生が代表をつとめる「人を大切にする経営学会」が2014年9月に設立され、私もすぐに会員になった。初めて優良企業視察に参加したのが2014年11月、訪問先は伊那食品工業であった。

私にはどうしても伊那食品工業を訪れたい理由があったのだ。塚越会長の『リストラなしの年輪経営』(光文社)を読み、一度自分の目で日本を代表する真の優良企業をみたい、というだけではない。

今から3年程前、前職で坂本光司先生にも登壇いただいたイベントの参加者アンケート百枚程度を順にみていく中で、大手商社の参加者が書いた一文が目に飛び込んだ時、思わず用紙をめくる手が止まった。

「自身で伊那食品を訪問しましたが、そのとき私が見たことは宝です」

その一端を限られた時間での訪問で私自身感じたことは疑いのないことであった。貴重な出会いと学びに感謝である。

最後に相田みつをさんの言葉を紹介させていただく。

「そのときの出逢いが、人生を根底から変えることがある。よき出逢いを」

Have a wonderful holidays!
 

研究生1年 今井兼人

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