省みる

大企業で経営計画を持たない企業は知りませんが、中小企業で経営計画を作らない会社は多々あります。企業が永続的な繁栄を目指すなのなら、経営計画を有することには論を待ちません。

Plan(計画)、Do(実施)、Check(検討)、Action(処置)を継続し、循環して行うことをマネジメントサイクルと表現しますが、このマネジメントサイクル=PDCAをしっかりと実践している企業はどれくらいあるのでしょうか。

私の見る限り、PlanとDo。目標を決め計画を立て、実施することに終始し、Check(検討)とAction(処置)がおろそかになっているところが多いようです。反面、それを実践し始めた組織が着実な成長を遂げる軌跡を数多く確認しています。

Check(検討)とは、成功であれ、失敗であれ、目標と結果の差をつかむこと。更にその差異の原因や要因を明らかにすることです。その際、真の原因・要因を論理的に、執念深く、追求することが肝になります。

Action(処置)は問題解決のために、失敗の原因に対する対策を立て、2度と同じ問題が起きないように、次の計画に組み入れることです。加えて、Action(処置)は成功要因を分析し、成功の再現性を高めるために仕組み化、ルール化することでもあります。

このように振り返りと反省を徹底し、マネジメントサイクルをしっかりと回すことで、組織は着実な目標達成を続けるようになります。自分に厳しく、目標達成を諦めずに、組織を幸せに向かう集団に変貌させ続けるリーダーになりたいものです。

今日も皆さまにとって、素晴らしい一日になりますように。

春木清隆

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

「省みる」への1件のフィードバック