毎回、学ぶ合宿

法政大学大学院政策創造研究科は、各ゼミで夏合宿を行う。
合宿先、合宿方法はゼミによって特長が出る。

坂本光司ゼミ ゼミ生が投票によって訪問企業、行き先を決定する。今年は1年生と2年生のポイントを高くして、行きたい企業のポイントが高い企業を優先した。ダントツだった鹿児島市のラグーナ出版さんを主に鹿児島の企業を選んだ。

最初の訪問先は、社会福祉法人 太陽会 しょうぶ学園さん。

坂本教授を含め多くのゼミ生が乗った羽田便の到着が45分遅れた。先に着いた中国の3名の留学生と3時間ほど中国人の学生から障がい者雇用等の質問を受け答えていた。会話しながら中国の状況も分かり勉強になった。しょうぶ学園の中にはレストランがあり、蕎麦とパスタに分かれてランチを食べた。私は蕎麦だったが美味しかった。野菜等は学園内で障がい者が育ってている野菜等を素材にしていた。

1時間ほど園内を回った。驚いた。
利用者、障がい者は200名ほど、布の工房、木の工房、土の工房、和紙の工房、絵画・造形のアトリエ、食の工房、花と野菜の農園に分かれて働いているが、すべての創る場、作品、食べ物が素晴らしく生き生き働いている。
9時30分の体操から始め、16時くらいまで働くが健常者以上に集中力があり、作品創りを楽しんでいる。
20年以上、40年以上のキャリアはただ者でない。障がい者は自分に合うものだと「ザ・職人」になる。作品は販売している。どれもブロの作品だ。

43年前に創業したが、創業者は特別支援学校の小学校の教員だった。新聞記者のご主人も退職し、障がい者を生かすことに専念した、ご子息の福森伸統括施設長が15歳のときだ。

しょうぶ学園を紹介していただいたのは、ラグーナ出版の川畑さんと森越さんだ。坂本教授に川畑さんと森越さんを褒めてくださいと手紙を送った方が懇親会に顔を出された。

精神障がい者を生き生き働く場創りをしているラグーナ出版は日本一で最近、ガッチリマンデーで森永さんが紹介した。

坂本教授、社会福祉法人等の障がい者の潜在能力を引き出しイキイキと働く場を創る方には共通点があると言う。
1.しょうぶ学園さんのように、創業者が特別支援学校等の教員をしていた方
2.身内に障がい者を持つ方
3.障がい者と向き合う医師等の専門家 ラグーナ出版さんはお二人ともそうだ。

時々、不正をする社会福祉法人等がマスコミをにぎわす。
補助金等を求めたりする動機が「金儲け」にある方は多そうだ。マスコミで取り上げられる著名企業も。金儲けか障がい者雇用をしていると世間体を欺く連中だ。
動機が不純な場合は障がい者が不幸になる。
私の勘だが動機が善は1割程度だろうか。
障がい者が身内か知人におられる場合は創業の動機を確認して欲しい。

坂本ゼミ、夏合宿第2弾は、11日(日)12日(月)、13日(火)はオプションだ。
訪問先は、スーパーコート東淀川、りょうき歯科クリニック、ル・クロチャペルで夕食、樋口友夫天彦社長とル・クロ・ド・マリアージュにてウェディングのプロデュースから当日の司会までこなすジョニー村川さんのお話を伺う。
東海バネ工業、新宮運送、ツマガリ。オプションは、音羽電機、吉寿屋。美味しい食べ物が多い。自重しようか?

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